Googleのコアラカー、Waymoのホタル(Firefly)開発を終了

Steve Mahan, who is legally blind, took the world’s first and only truly self-driving ride on public roads in a Firefly without a steering wheel and pedals

2014年に Googleが車体から自社開発した「Google Car」は、ハンドルもペダルもない2人乗りの可愛らしいスタイルからコアラカー(koala car)とか、ガムドロップ(gumdrop)と呼ばれていました(^^)

Alphabet傘下の Waymoでは、ホタル(Firefly)の愛称で呼んでいたようですが、この先進的デザインの完全自動運転車ホタル(Firefly)の開発を終了すると発表しています。

これからは、Fireflyの自動運転システムを引き継ぎ、性能を大幅に向上させた新型AIプラットフォームを搭載して、「手動・自動切替え」が可能な量産車クライスラー・パシフィカ(Chrysler Pacifica Hybrid minivans)の開発に注力していくことを発表しています。

可愛らしいコアラカーの走る姿は、人工知能(AI)の自動走行車というハイテクイメージを和らげ、子どもや障害者、お年寄りに優しいテクノロジーとして定着させたように思います。もちろん自動運転に必要な走行データの蓄積や、ハードウェアやソフトウェアの向上にも寄与しています。

何台かの Fireflyは、カリフォルニア州のコンピュータ歴史博物館と、ロンドンのデザイン・ミュージアムに展示されているようです。少し寂しいですが、未来ではこのデザインが復活するかも(^^)

Our Pacifica minivan builds on what we learned with Firefly, and includes the latest generation sensors and software.

新しい「Google Car」 は、車体から自社開発


ドバイで自動操縦のドローン・タクシー導入へ

Ehang 184 AAV / EHANG, Inc.

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ市は、実際に乗客を空輸する新しいドローン・システムを、早ければこの7月にもスタートさせるようです。

ドバイの道路運輸局は同市で開催された World Government Summitカンファレンスで「空飛ぶタクシー」の計画を明らかにしました。ドバイ市は一定のルートに沿って乗客を空輸するサービスをスタート、機体は Ehang 184という電気モーター利用のドローン・クアドコプターです。

Ehang 184は、乗客定員1名、最大重量は100kgのドローンで、平均速度は時速60km、1回の充電で約50km飛べます。すべてのドローンは、ドバイ市のコマンドセンターから集中管理され、すでにテスト飛行を開始しているというので、単なる話題作りのプロジェクトではないようです。

Ehang 184 / EHANG, Inc.

UAEは、ドバイ国際博覧会(Expo 2020 Dubai)に向けて、初の商用ハイパーループ輸送システムをドバイ-アブダビ間に建設することを2016年11月8日に発表しています。ドバイの先進的な交通輸送システムも面白そうです(^^)

この自動操縦の「空飛ぶタクシー」ですが、先進的な輸送システムとして大都市圏に相応しいと考えがちです。しかし、そのラストワンマイル機能や無人の自動操縦機能に着目すると、日本の人口減少・少子高齢社会対策でもある連携中枢都市圏構想などに必要な輸送システムのように思います。

無人の輸送システムは、医療や福祉、公共サービス、生活支援を提供する人に優しい社会システムとして、高齢化が進む日本こそ積極的な規制緩和と研究開発を進めるべきだと思います。


ロボットカー(自動運転車)は優しい高齢化社会へ