5月 042012
 

Artist's rendering of the Dolby Theatre (Photo: Business Wire)

毎年アカデミー賞(Academy Awards)の授賞式が行われ、コダック・シアター(Kodak Theatre)(2001年〜)として親しまれてきた劇場の新しい名前が、ドルビー・シアター(Dolby Theatre)に決定しました。

今年1月19日、コダックが連邦破産法第11条の適用申請をして、20年間の命名権契約を解除。5月1日に米音響技術大手ドルビー・ラボラトリーズ(Dolby Laboratories)が命名権を取得したと発表しました。

コダック(Kodak)は、世界で初めてロールフィルムおよびカラーフィルムを発売したメーカーです。写真関連製品の分野で世界一のシェアを占め、映画用フィルム、デジタル画像機器などの事業も行っています。

Oscars-Kodak-Theater-2010-2 / Shavar Ross

コダックは、1880年(明治13年)にジョージ・イーストマン(George Eastman)によって写真乾板製造会社として創業しています。コダックの映画用カラーフィルムで撮影された作品が、アカデミー賞誕生以来79年連続して最優秀作品賞を受賞するなど、映画の技術革新についてはコダックと一体とも言えました。

世界初のデジタルカメラを開発したのですが、世界最大の写真用品(写真フィルム、印画紙、処理剤)メーカーでもあったため、デジタルカメラ分野で、この破壊的イノベーションに対応するのが遅れたと指摘されています。

3月 122012
 

Hayao Miyazaki / FICG.mx

昨年12/16から今年1/12まで、ニューヨークの映画館(IFC CENTER)で、アカデミー賞受賞作 宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」を含む1984年~2008年までのジブリ作品を一挙公開して話題になっていました。

2月17日からは、スタジオジブリの映画「借りぐらしのアリエッティ」が、公開初週から一番評価の高い新作に選ばれて、各所で大絶賛されています。「千と千尋の神隠し」を含むアメリカで上映された全スタジオジブリ作品の中で、過去最高の興行成績記録を更新中のようです。
りばてぃ♪さんが、「大ブレイクの予感」として記事を掲載しています(^^)

ディズニーが配給して上映映画館数が大幅に増加、近年のニューヨークはベビーブームでもあり、親子で楽しめるファミリー映画は歓迎されているようですね(^^)
りばてぃ♪さんブログのカテゴリ「世界の中の日本」には、興味深い、面白い記事があります。一読をお勧めします(^^)

米林宏昌(Hiromasa Yonebayashi)/ ccsx

映画「借りぐらしのアリエッティ」は、メアリー・ノートンの小説「床下の小人たち」を原作として、宮崎駿の脚本を基に、歴代ジブリ作品では最年少(38歳)となる新人「米林 宏昌」さんが初監督した長編アニメ作品です。

スタジオジブリの長編アニメーションを一挙公開するイベントが、カリフォルニア州のサンタモニカにある「アエロ・シアター」のアート系シアターにおいても、1月末から2月中旬まで開催され大盛況だったようです。VFXジャーナリストの鍋潤太郎さんがリポートしています。

映画「千と千尋の神隠し」は、歴代映画評価ランキングIMDb Charts: IMDb Top 250 で46位です。45位は「タクシードライバー」、日本映画の最高は黒澤明監督「七人の侍」14位です。

3月 062012
 

A Separation(別離)/ en.wikipedia

2月26日、イラン映画として初めて第84回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。この映画のアスガル・ファルハーディー監督は、受賞後に感想を語っています。

「私は、この名誉ある素晴らしい賞を、かけがえのない文明と文化を持つ、祖国イランの国民に捧げます。私がこの賞を授与された一方で、世界各地の政治家の間から、戦争や暴力、いがみ合いといった好ましくない言葉ばかりが聞こえてきます。しかし、イランは豊かな古代文明を持って、人々に語りかけています。」

世界で80の映画賞を受賞し、また「観客賞」も多く、批評家だけでなく一般観客からも絶大な支持を得ています。日本では2011年9月16日、アジアフォーカス・福岡国際映画祭で初めて上映されています。

歴代映画評価ランキングIMDb Charts: IMDb Top 250 の69位に掲載されています。

テヘランに住むナデル(夫)とシミン(妻)夫婦には11歳の娘テルメーがいる。
シミンは夫と娘とともにイランを出国したいと考えているが、ナデルは迷っている。同居しているアルツハイマー病の父親を心配してのことだ。すでに出国に必要な手続きを終えたシミンはそれを拒否したナデルとの離婚を決意する。
家庭裁判所に訴えたが、離婚は認められない。シミンは夫と娘を残し、実家へと帰ってしまう。ナデルは、父の世話のためにラジエーという若い娘を雇うことにした。ナデルは知らなかったが、彼女は妊娠していた。

ある日、ラジエーは用事があって外出し、ナデルの父をベッドにしばり閉じ込めて出かける。帰宅したナデルは意識不明でベッドから落ちた父を見つけることになる。激怒したナデルはラジエーが戻ってくると彼女をどなりつけアパートから押し出すが、その勢いでラジエーは階段から落ち、妊娠していた赤ん坊を流産してしまう。

ナデルは訴えられ、裁判にかけられる。妊娠を知っていたのであれば殺人罪に問われることになる。一方ラジエーは老人の虐待を責められる。ラジエーの夫のホッジャトから生まれなかった息子の殺人の罪で服役するか、それとも金銭的賠償をするかの選択を迫られるナデル。

そして、離婚の危機が迫っている。追いつめられたナデルの運命は・・・・。