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アルツハイマー病が脳をどのように変化させるか(NIH)

米国国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は、米国の保健福祉省公衆衛生局の下にあり、1887年(明治20年)に設立された米国で最も古い医学研究の拠点機関です。1万8,000人以上のスタッフのうち6,000人以上が科学者(医師、生命科学研究者)です。ノーベル賞受賞者は100人を超え、ヒトゲノム計画の解読結果にもとづいて「癌」やパーキンソン病、アルツハイマー病の診断や治療法の確立をすすめるほか、米国が炭疽菌攻撃を受けてからはバイオテロの予防も行います。

Beta-Amyloid Plaques and Tau in the Brain / NIH Image Gallery

NIH傘下の国立老化研究所National Institute on Aging: NIA)は、老化の本質を理解し、健康寿命を伸ばすことを目的とした研究所です。「アルツハイマー病が脳をどのように変化させるか」を分かりやすい CGで説明している動画を NIAが製作しています。

アルツハイマー罹患脳では、異常なレベルのアミロイドβタンパク質が一緒に固まり、ニューロンの間に集合して細胞機能を破壊するプラーク(褐色)を形成します。タウタンパク質の異常な集合は、ニューロン内に蓄積してもつれ(青色)を形成し、神経細胞間のシナプス伝達を害します。

アルツハイマー病に関連する脳の変化は、異常なタウ・タンパク質およびアミロイドβタンパク質、そして、いくつかの他の要因の複雑な相互作用に起因する可能性があることが示唆されています。YouTubeは、アルツハイマー病がヒトの脳にどのように影響を与えているかを示し、この疾患を治療し予防する有望な対策を説明しています。

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