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シリア難民400万人突破、ヨーロッパへ命がけの航海

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シリア周辺国へ逃れたシリア難民の数が400万人を超えています。シリアはここ25年間に UNHCRが支援してきた中で最大の難民発生国です。トルコへの新たな流入により、シリア難民の総数が400万人を突破し401万3,000人となっています。

Syrian refugees, Yemen, 5, and her mother, Dayane, 24,
シリア難民:重度の火傷を負った Yemen(5歳)と母親 Dayane(24歳)さん / UNHCR / A. McConnell

グテーレス高等弁務官は「状況が悪化することにより、ヨーロッパなどをめざす難民も増えた。しかしそれを上回る数の難民がシリアの周辺国にとどまっています。

周辺国に避難しているシリア難民、またシリア難民を受け入れているコミュニティはすでに絶望的な危機に直面しており、これ以上の負担を強いるわけにはいかない」と語っています。

危険を承知で海を渡る難民の数が急増しています。今年だけで13万7,000人が安全を求め命がけの決断を下しています。そのうちの6万5,000人がイタリア、ギリシャへたどり着いています。
5年前は、年間1万人ほどだったその数は、2014年は21万9,000人、1年半で約35万人まで増え、今も増え続けています。大多数が、紛争や迫害から逃れてきた難民の人たちです。

9月2日朝、エーゲ海に面するトルコのリゾート地、ボドルム近郊の海岸で、男の子を含むシリアからの難民とみられる12人の遺体が見つかりました。AP通信などによると、男の子はシリア北部アインアルアラブ(クルド名コバニ)出身のアイラン・クルディくん(3歳)。母親と5歳の兄の遺体も見つかったそうです。


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