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前衛的なゴッタルドベーストンネル開通式典

6月1日に正式に開通して、世界最長トンネルになったゴッタルドベーストンネル(Gotthard-Basistunnel)の開通式典は、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領、イタリアのレンツィ首相など、欧州各国のリーダーを集めて執り行われました。

この式典イベントの内容が前衛的でカルトだったと話題になっています。

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Bizarre Opening Ceremony: PART 2 First 15 Minutes UNEDITED
Bizarre Opening Ceremony: PART 2 First 15 Minutes UNEDITED

イベントは、ドイツの演出家、ヴォルカー・ヘッセ(Volker Hesse)総指揮のもとで行われたもので、最初にオレンジ色の作業服を着た数十名の男女が舞台の上を登場します。

しだいに身に着けている作業服を脱ぎ棄てて裸になって槍を持ち行進を行うというものです。さらに、羊の衣装を着けたサタンや亡霊、そして呪術主義的妖怪なども登場し、その内容は1970年代の前衛カルト映画を思い出させます。

このユニークな演出に対して、式典に参加した欧州首脳陣と招待客の間にも困惑や苛立ちなどを生じさせたようです。スイス(欧州)が長い苦難と苦悩の歴史を乗り越えて、現在そして未来があることを表現しているようです。

演出意図は判っていませんが、式典に招かれたドイツ、フランス、イタリアは過去にスイスを侵略した歴史を持つ国であるということもあり、スイスは例えトンネルで国境を開放したとしても、隣国からの侵略には徹底的に抗戦をするという、独立国家としてのスイスの強い意志を改めて欧州各国に示したとの見方も生じています。

このゴッタルドベーストンネル開通式典のLEDスクリーン芸術監督は、スイスのビジュアルアーティスト、フランソワ・シャレー(François Chalet)氏が務めています。

Sacre del Gottardo Pollegio 2016 from online inputs on Vimeo.

World Leaders gather to this Mystic and Ceremonial Ritual.Illuminati, Masonry, Reptilian, Annunaki?

Swissinfoサイトには、スイスのアイデンティティーと歴史を象徴する「ゴッタルド」を全貌した特集記事があります。一読をお勧めします。

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