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異色のVFX制作会社ダブル・ネガティブ(Double Negative)

第88回アカデミー賞の視覚効果部門にノミネートされていたのは、下記の5作品と製作費(低い順に)です。
1.エクス・マキナ 1,500万ドル(約17億円)
2.オデッセイ 1.1億ドル(約124億円)
3.レヴェナント:蘇えりし者 1.35億ドル(約152億円)
4.マッドマックス 怒りのデスロード 1.5億ドル(約169億円)
5.スターウォーズ/フォースの覚醒 2億ドル(約225億円)

CGI VFX Brekadown HD: "Ex Machina VFX Breakdown" by Double Negative
CGI VFX Brekadown HD: “Ex Machina VFX Breakdown” by Double Negative

「エクス・マキナ」の製作費は 1,500万ドル(約17億円)、そして「スターウォーズ/フォースの覚醒」は、2億ドル(約225億円)になっています。インディペンデント作品「エクス・マキナ」と、ハリウッド映画との桁違いな製作費を比較して「貧富の差」が話題になったほどでした。

魅力的な映画 エクス・マキナ(Ex Machina)



VFX予算が製作費に比例する訳ではありませんが、元手が品質を左右しやすい視覚効果というカテゴリーでは、「ハリウッド映画のいずれかが受賞する」との意見が予想の大半を占めていました。まさかのインディペンデント作品「エクス・マキナ」が、ハリウッドの巨人たちを一蹴したのです。

第88回アカデミー賞の視覚効果賞を受賞したロンドンにあるダブル・ネガティブ(Double Negative / dneg.com)は、1990年代末にたった30名のスタッフでスタートしたVFX制作会社でしたが、現在の従業員は800名を超え、うち100名ほどがR&D部門に従事し「オリジナルの映像制作技術を開発」するVFX業界でも異色の存在です。人材育成の研修制度にも熱心です(^^)

英国は、かって「英国病」に苦しみましたが、金融やサービス、教育、AI、ICT分野など、高度な人材、才能、文化を成長資源としています。日本が参考にするべき戦略も多いと思います。

無限の資源は文化、創造力、教育です。


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