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米ディズニーのジョン・ラセター氏、年内に退社

ジョン・ラセター(John Lasseter, 1957年1月 – )は、高校生の頃からアニメーターを目指し始め、1979年にカリフォルニア芸術大学の映像学部アニメ課程の第一期生として入学、アニメーションを学び美術学士号(”Bachelor of Fine Arts”)を取得しています。ラセター氏はルーカスフィルム(Lucasfilm)の小さな映像制作部門だったピクサー(Pixar)を世界で最も成功を収めたアニメーションスタジオに変身させたことで知られ、監督を務めたトイ・ストーリー(Toy Story)とトイ・ストーリー2(Toy Story 2)で、長編CGアニメ映画の草分け的な存在となっています。

John Lasseter / IMDb

ラセター氏が繰り返してきた不適切な行為が明るみに出たのは、米芸能誌ハリウッド・リポーターの調査報道がきっかけでした。同誌は、ピクサーに長く務める従業員の証言として、「人の体をつかんだり、キスしたり、人の身体的特徴について話題にしたり」することで知られていたと報道。また、複数の情報筋の話によると、ピクサーの社内懇親会では、大量の酒を飲むラセター氏からキスをされないよう、同氏を避ける女性社員もいたとされています。

複数の女性従業員から抱きつかれたなどとして、セクハラ疑惑で告発され、2017年11月に「望まれていないハグや一線を越えていると思われる行為を(私から)受けた全ての人に謝罪」して休職していました。ディズニーは、ラセター氏の退社理由を明らかにしていませんが、米国メディアは、女性へのセクハラ行為が関係しているとの見方を伝えています。

下記のYouTubeは、世界初のフル3DCGによる長編アニメーション映画「トイ・ストーリー」の成功について、当時ピクサーのCEOスティーブ・ジョブズとインタビュー番組で語っています。

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