コンテンツへスキップ

美しい勝利の女神、至宝サモトラケのニケ(NIKE)

パリのルーヴル美術館で「ミロのヴィーナス」とともに至宝とされる「サモトラケのニケ」は、ギリシア神話に登場する「勝利の女神」として、また優美でダイナミックな姿や、翼を広げた女性という特徴的なモチーフなどから世界中の人々に愛されています。

Victoire de Samothrace / Wikipedia

彫像を正面に見て右斜め45度の位置に立った時に、この彫刻は最も美しく見えます。彫刻の構成ラインを明確に見せてくれます。
一つのラインは、大きい垂直線で、右足に沿って、胸の高さまで上がっています。もう一つは、斜めの線で、左足から、腿へ上がり、胸に至ります。

こうして、勝利の女神像は、その肉体の花開いた形状と、衣の襞のまとまりと、動きのエネルギーとを同時に支える直角三角形におさまっています。ルーペで見る《サモトラケのニケ》で詳しく説明されています。YouTubeは2015年に終了した「ニケの修復作業」です。

ナイキ(Nike,Inc.)の由来は、社員の一人ジェフ・ジョンソンが夢で見た(^^)勝利の女神ニーケー(Nike)から、そしてロゴマークは翼をモチーフにデザインしたとされています。映画「タイタニック」で、甲板先端で両手を広げたポーズを取るのは、船の舳先に立つニケの真似です。
勝利の女神として美しく翼を広げた女性のダイナミックな動きが象徴化され、印象が強い頭部(顔)がないからこそ多くの人に愛されたのかも知れません(^^)


日本でのニケ野外彫刻像も大学やスポーツ施設などを中心に数多く、北海道では小樽市生まれの國松明日香(くにまつあすか)さんの NIKEをモチーフにした作品が有名です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください