知里幸恵(Yukie Chiri)/ Wikipedia

知里幸恵(ちり ゆきえ、1903年6月8日-1922年9月18日 / Yukie Chiri)は北海道登別市出身のアイヌ人で、19年という短い生涯でしたが、その著書「アイヌ神謡集」の出版が、絶滅の危機に追い込まれていたアイヌ民族・アイヌ伝統文化の復権復活へ転機をもたらしたことで知られています。

「アイヌ神謡集」は、フランス語・英語・ロシア語にも翻訳されており、2006年1月には、2008年度ノーベル文学賞受賞者フランス人作家ル・クレジオが、そのフランス語版の出版報告に知里幸恵の墓を訪れています。

幸恵の弟に、言語学者でアイヌ人初の北海道大学教授(在1958-1961)となった知里真志保(1909-1961)がいます。

「アイヌ神謡集」執筆の動機は、アイヌ研究家の金田一京助に「カムイユカラ」の価値を説かれ、日本語に翻訳する作業を始めたのですが、知里幸恵の内面的な動機は「アイヌ神謡集」の「序」に書かれています。

この素晴らしい「序文」は名文と言われ、知里幸恵の信条や思いが述べられています。アイヌ神謡集:新字新仮名(青空文庫 XHTML版)でブラウザで読むことができます。

2008年の アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案(第一六九回国会、決議第一号)を経て、「民族共生の象徴」の整備が提言されています。

2011年9月に天皇陛下が白老町のアイヌ民族博物館を訪問した時のニュース映像です。

2011年末、白老町に北海道初の国立博物館を中心として、国が整備する施設を誕生させる計画が発表されています。先般、アイヌ民族博物館(Ainu Museum)の入場者数が発表され、2011年度14万4684人で、前年度を5万8120人(28.7%)下回り、1976年の開館以降で過去最少(最高87万人/1991年)、危機的状況にもなっています。

日本は、文化先進国としてグローバルな共生と、世界に誇れる美しいアイヌ文化を発展させ、19歳で亡くなった知里幸恵さんの夢を実現させたいですね。


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