スタバ(Starbucks)が米従業員の学位取得を支援

Starbucks / Marco Paköeningrat
Starbucks / Marco Paköeningrat

米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)は、週20時間以上勤務する国内従業員に対し、オンラインでの大学の学位取得を支援するプログラムを立ち上げると発表しました。

スターバックスは、1971年にシアトルで開業。当時はコーヒーを焙煎するだけの会社でした。1982年にハワード・シュルツが入社して、コーヒー豆だけでなく、エスプレッソを主体としたドリンク類の販売を社に提案しています。
1985年に退社したシュルツは、翌年にイル・ジョルナーレ社を設立。エスプレッソを主体としたメニューは瞬く間に大流行。1987年にスターバックスの店舗と商標を購入しています。

米国内従業員は正規、非正規を合わせ13万5000人。同社によると、学士号を持っているのはそのうち約4分の1。また、現在大学に通っているか大学への入学を希望している者は推定70%に達するといいます。スタバは、このプログラムへの支出がどの程度になるかは明らかにしていませんが、20年以上前に健康保険制度とストックオプションを導入して以来の大掛かりな従業員向けプログラムだとしています。

Starbucks Xintiandi / Sabrina & Brad
Starbucks Xintiandi / Sabrina & Brad

アリゾナ州立大学ASU)と提携し、同大の学士号コースに入学する従業員に対する授業料負担や財政支援を行います。従業員は、小売り経営や電子エンジニアリングなど40の分野から選択ができるそうです。

従業員はこのプログラムに参加しても、勤務を続ける義務は生じません。米国・米州・ティーバナ事業を担当するグループ社長のクリフ・バローズ氏は「従業員にはスターバックスにとどまってキャリアを伸ばしてほしいが、卒業後どうするかは自由だ」と話しています。

一部アナリストは「企業の授業料支援プログラムとしては利他的なようだ。従業員がスターバックスを退社して他社に行くことを促すだろう」と予測する向きもあります。皆さんはどのように思いますか。

スターバックスは、2008年までは業績の低迷に歯止めがかからず、リストラ・閉店・株価低迷で限界では? とまで言われていました。超ブランド企業を襲った存亡の危機――。苦悩の末に再登板したハワード・シュルツ、著作「スターバックス再生物語」に詳述されています。

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