チャシはアイヌ語で「柵囲い」を意味し、チャシコツとは砦址を表します。チャシ跡は16世紀~18世紀にアイヌ民族が構築したもので、聖地や戦闘時の砦のほか、談判や祭祀を行う場として多目的に使われたとされます。根室市内には32ヶ所のチャシ跡が現存し、そのうち24ヶ所が「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡となっています。このチャシ・チャシコツを漢字に当てた「茶志」「茶志骨」という地名は北海道のあちこちで見かけます。

根室半島チャシ跡群イメージキャラクター「チャシ女子」/ YouTube

2006年4月6日(城の日)に「根室半島チャシ跡群」が日本100名城の1番に選ばれ、スタンプラリーが始まると全国から観光客が訪ねるようになりました。チャシ女子[チャシガールズ]は、特に若い方たちにもっと「チャシ跡」に興味をもらおうと、根室市内の歴史好き、自然好きな有志が密かに集まり「根室半島チャシ跡群」のイメージキャラクターとして考え出されました。

知里真志保は「チャシとは山の上にあって割木の柵を巡らせた施設を指す語であるとされる」としています。チャシには、北方ユーラシアやカムチャツカ半島の施設や史跡にも構造における類似点がいくつか見出されています。ユーラシア北部に広く分布する砦の一種であり、同様のものがラテン語では Oppidum、ドイツ語では Burg、英語では boroughや Hillfort(ヒルフォート)と呼ばれます。
構造上チャシに最も近いのはブリテン島ヒルフォートですが、これらユーラシア大陸の施設とチャシの関係は全く判っていません。


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