Takanori Takebe, MD / Cincinnati Children’s Hospital Medical Center

武部貴則さんは1986年生まれ(横浜市出身)の31歳、医学の道を志したきっかけはを、小学生の時に父が脳卒中で倒れたことと述べています。

そして、「臓器移植の研修のために訪れたアメリカの大学の附属病院では、重篤な患者さんは臓器移植のリストから外され、助かる可能性が高い患者さんの中でも、急を要する人を優先して移植手術を行うという現実を目の当たりにしました。また、他人の死を待たなければ成立しない医療にも矛盾を感じました。そこで、臓器移植に代わる「最後の砦(とりで)」の医療として再生医学に着目し、研究者の道に進むことにしたのです。」と、その動機を述べています。

武部貴則さんは「臓器そのものを創る」と言っても、臓器の内側には多種多様な細胞が秩序立って配置されているため、これをすべて人間の手で再現するのは現実的ではありません。そこで私は、「胎児の臓器のように初期的な構造であれば、比較的簡単に創れるのではないか」と考えたそうです。

この発想から、私たちは肝臓の原基(種)を創り出し、2013年には、原基からヒト血管構造を持つ機能的な肝臓に成長し、最終的に治療効果が発揮されることを明らかにしました。この成果は英国科学誌「Nature」に掲載されるなど、大きく注目されました。世界一早い実用化と研究の最先端を目指して取り組むインタビュー記事の一読をお勧めします。

Amazing Science to Bold Medicine | Cincinnati Children’s(YouTube)

YouTubeで、武部貴則さんは「従来の移植では治療できない患者さんの治療法を提供すること、待っているような患者を救うことができるのが私の夢です」と語っています。そして、いま「再生医療」の研究のほか、「広告医学」という新しいプロジェクトを立ち上げ、企業や自治体とコラボレーションした研究開発にも取り組んでいます。


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