MITのコンピュータサイエンスと人工知能研究所(CSAIL)Jeffrey Lipton氏、Adriana Schulz氏らのチームは、AutoSaw(自動ノコギリ)という大工作業の世界にも AI(人工知能)を組み込むロボット・システムを発表しました。毎年、木工作業ではプロでもアマチュアでも手や指を傷つけ、鋸引きなどの危険な仕事をしています。人の手による危険な作業を低コストで自動化する面白い研究テーマです。

PhD student Adriana Schulz was co-lead on AutoSaw, which lets nonexperts customize different items that can then be constructed with the help of robots. / Jason Dorfman, MIT CSAIL

「ロボットはすでに大量生産を可能にしていますが、AI(人工知能)を使用することで、私たちが生産する全てのものでカスタマイズやパーソナライズ化を実現できる可能性があります」と、CSAILのディレクターの Daniela Rus氏は述べています。

従来から存在する家具の CADシステムや、コンピュータ制御の木工機械と比較して、AutoSawシステムの特徴は以下の3点です。
1.専門家がデザインした多数のテンプレートから選び、素人のユーザーが容易にカスタマイズできるインターフェースと、耐荷重や変形などを自動的にシミュレーション検証するソフトウェアを実現している。
2.規模によっては非常に高価であったり、操作に熟練を要する業務用CNC工作機械や産業用ロボットアームに対して、丸鋸盤など一般的な工具+小型で安価な自走式ロボットの組み合わせによって低コストで自動化している。
3.一般的な工具と自走式ロボットの組み合わせにより、場所に縛られず建築現場での作業などにも対応する。

3Dプリンタが可能にした「マス・カスタマイゼーション」を家具や木工の分野に持ち込み、敷居の高いカスタム家具製作を手軽にすることが研究テーマです。まだまだ初歩的なシステムですが、安全でパーソナライズ化された近未来の「DIYの世界」が想像できる面白い研究ですね(^^)


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