海鳥のヒナ11万羽が津波の犠牲(東日本大震災)

北太平洋のハワイ諸島の北西にあるミッドウェー環礁(島)は、クロアシアホウドリなど21種類の海鳥約300万羽が巣を作り、繁殖する野生動物保護区です。東日本大震災の津波により多くのヒナたちが犠牲になっていました。米・魚類野生生物局の調べでは、2011年に孵化(ふか)したアホウドリのヒナの約22%が犠牲に。コアホウドリとクロアシアホウドリはヒナ約11万羽と、親鳥2,000羽が死んだと推定されています。

東日本大震災の津波により砂に埋もれてしまったシロハラミズナギドリ

ミッドウェー島の地図 / Wikipedia

野鳥たちの巣がある3つの島は、環礁に守られる形になっていましたが、最大約1.5mの津波が4回にわたって押し寄せて「巣」を破壊し、海に押し流してしまいました。
当局の職員らが岩の隙間や瓦礫(がれき)で動けない野鳥たち約300羽を助けたそうです。

このシロハラミズナギドリについては、穴を掘って巣を作るために被害数は確認できていませんが、数千羽が死んだ可能性があるそうです。

ミッドウェー諸島には数々の海鳥が生息していますが、外来種の侵入や狩猟によって、その多くが絶滅したり、または絶滅危惧種になっています。

東日本大震災では太平洋の広い範囲に津波が到達したため、建物の被害や犠牲者(日本国外)が出ています。

「ミッドウェイ」の名前は北米大陸とユーラシア大陸の中間点に位置したことに由来しますが、1942年(昭和17年)6月5日からの「ミッドウェイ海戦」として多くの映画や小説、そして膨大な資料を残した有名な地域でもあります。