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民族共生象徴空間と国立アイヌ民族博物館

3月31日、北海道白老町にあるアイヌ民族の文化や歴史を伝えてきた「アイヌ民族博物館」が、「民族共生象徴空間」を整備するために閉館しました。1984年4月の開館以来、1,400万人以上が訪れました。アイヌの歴史、文化の理解促進や、将来へ向けてアイヌ文化を継承し、新たなアイヌ文化の創造発展につなげるための拠点として「民族共生象徴空間」が、2020年の4月24日にオープンして年間来場者数100万人を目指します。

国立アイヌ民族博物館建設予定地で行ったチセコテノミ(地鎮祭)01/20, 2018 / Facebook

2018年は蝦夷地を北海道と命名してから150年。そして、命名者の松浦武四郎の生誕200年になります。松浦武四郎は明治2年(1869年)に開拓判官となり、8月15日に「北海道」の名(当初は「北加伊道」)を命名しています。

また、松浦武四郎は蝦夷地の6度の探査を通じてアイヌの人々とも交流を深め、蝦夷地の詳細な記録を数多く残しています。いま、北海道命名150年の記念事業と、松浦武四郎記念館がある三重県松阪市で生誕200年の記念事業が行われています。

「民族共生象徴空間」が、アイヌ文化の復興や新たなアイヌ文化の創造に関するナショナルセンターとして機能し、さらに、すでに日本には200万人以上の在留外国人(半数は永住者)が住んでいるとされ、日本政府が推進する「多文化共生」「多様性の推進」とも連携させた空間になることを期待しています。

しらおいポロトコタン・アイヌ民族博物館 / Facebook

「アイヌ民族博物館絵本ライブラリ」川上まつ子さん(1912-1988)伝承の日高(沙流)地方の民話です。動画は、アイヌ絵本「神謡 白鳥の知らせ」アイヌ語語り(日本語字幕付き)です。

アイヌ伝統文化の復権 アイヌ神謡集/知里幸恵