ジャック・ケヴォーキアン(Jack Kevorkian)氏は、1928年にポンティアックで、アルメニア移民の子として生まれます。ミシガン大学を卒業後、デトロイトの病院などで病理担当の医師として活動します。1980年代から安楽死についての研究を進め、1989年に自作の自殺装置を開発して末期病患者の自殺幇助の活動を開始し、世界的に議論を呼んでいます。その後、総計130人に及ぶ患者を自殺装置で尊厳死させ、「殺人医師」「死の医師」などと呼ばれました。

Jack Kevorkian and the Right to Die | Retro Report | The New York Times

1998年9月17日にALS患者を自殺装置で死亡させたことを記録したビデオテープが、CBSの番組「60 Minutes」で公開され、激しい議論を呼んでいます。自殺装置は、通常患者自身が装置を作動させますが、このケースでは患者が自力で装置を作動させることが不可能なため、ケヴォーキアン氏が装置を作動させました。このため放映直後に殺人罪で告訴されて有罪となります。テレビ映画化されていますが、まだ観ていないので観たいと思います。

日本尊厳死協会副理事長の長尾和宏氏は、「リビング・ウィル(LW)は、欧米では当たり前となっている基本的人権である」と述べています。アジアにおいては、「台湾では2000年にLWの法的担保がなされ、2回の改正を経て17年が経過。韓国でも16年に可決され、2017年11月から施行されている」そうです。

若い頃、ルース・ベネディクト氏の「菊と刀」や土居健郎氏の「甘えの構造」などを読みましたが、Wikipediaに「日本人論」が整理されています。文化人類学、社会学的研究としての日本人論もある一方で、民族主義的心情に基づく日本人自身による自国、自民族の特殊性をことさら強調するように書いた論考も数多く出版されています。仮にも先進国と呼ばれ、21世紀にもなって「民主主義や基本的人権の成熟」を遅滞させているのは何なのでしょうか・・。


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