2017年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した映画「ザ・スクエア 思いやりの聖域」。スウェーデン出身のリューベン・オストルンド監督・脚本は、本作を作るきっかけについて「スウェーデンのショッピングモールで起きた少年たちによるカツアゲ事件だったと明かします。その場に大人はたくさんいたのに、誰も被害者の子供を助けようとしなかったし、彼も助けを求めなかった。まさに「傍観者効果」というものが表れていました」と説明しています。

The Square (2017) / IMDb

ディナー会場に猿を模倣するパフォーマー(Terry Notary)が乱入して混乱をきたす場面です。人々の居心地の悪さだけでなく、人々が無関心であるがために引き起こされる不寛容さのメカニズムを解体して見せています。誰か一人が異議を唱えはじめたことをきっかけに、突如として誰も彼もが叩きはじめるという姿は、マスコミやネットにおける人々の行動に似ています。

映画に対するコメントでは、さまざまな視点から評価と批判が可能な映画のように思えます。誰もが経験している「傍観者効果」に思い出して「心」を乱し、そして、2017年末に「世界一のクリスマスツリーPROJECT」騒動に言及する人もいます。人の「心の平衡」を笑いに包んで描く面白そうな風刺ドラマ映画です(^^)

米ニューヨーク・タイムズが「恐らく、正しい洞察力で現代アートの世界を描いた最初の映画だろう。」とコメントしているのが興味深いです(^^)


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