羅針盤なきイノベーションへ

西安にある秦始皇帝兵馬俑

新年あけましておめでとうございます。

いま、中国やインドを始め発展途上国は、日本の高度成長時代と同様にハード的インフラ投資で経済を拡大しています。
一定の経済規模までは、お手本があり中央集権体制で誰もが歩む道のように思います。

日本経済は、失われた10年(20年?)で何を学んだのでしょうか?

日本は中央集権の高度成長政策と、一部の先進的な民間企業による「破壊的イノベーション」を実践して、世界的企業(分野)を産み出しました。
しかし、この過程で図らずも画一的な教育や組織体、研究機関、業界団体など、強力な岩盤規制を創ってしまったように思います。

銅車馬

個人的に斬新なアイデアや知識、コンテンツの芽生えがあったとしても、組織化できずにビジネスやリスク管理、投資を臨機応変に創り出すことができないようになってしまいました。

長期の国家成長戦略は後回しで、短期の場当たり政策の繰り返し、リスクの先送り・・・。

変化を恐れず「羅針盤なきイノベーション」へ

中国は、経済規模では今年日本を抜いて世界第2位の経済大国になるでしょう。

12月30日に経済産業省から「新成長戦略(基本方針)〜輝きのある日本へ〜」が公表されました。国民/市民として意見を持ちましょう!

Innovation of Computer(イノベーション)

1950, UNIVAC I

世界初の商用コンピュータ「UNIVAC」。1951年にレミントンランド社(現Unisys)が発売したシステムです。

ENIAC(エニアック)と比較して真空管の本数は3分の1以下の5200本。メモリには100本の水銀遅延管を使用して、10,000本のダイオードを搭載。重量7.2トン。
入出力装置には、初めて磁気テープが搭載され、プログラム内蔵方式で、1秒間に10万回の加算が可能だったそうです。

価格は、1台目が159,000ドル、2, 3台目が250,000ドル。最終的には47台販売されています。当時、コンピュータといえばUNIVACと言われるほど普及しました。

UNIVAC I のデモの様子 / Wikipedia
UNIVAC I のデモの様子 / Wikipedia

日本にもその第29号機が(株)東京電力に輸入され,昭和36年~昭和43年まで,主に従量電灯計算などの大量データ処理に使用されています。(Wikipediaから)

100ドルPC(OLPC)プロジェクトが、2012年にも登場させるタブレットPCを公開しました。
はるかに性能が高いパソコンの目標価格は一台75ドル。コンピュータは60年余りでここまで進化しました。

この飛躍的な技術革新(technological innovation)の間に、日本の政治や経済/社会/教育/経営システムはイノベーションを遂げているのでしょうか?

技術的なイノベーションと比較して、あまりにも旧態依然とした組織や法律、制度システムが多いと思いませんか。