未来の電子新聞

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Group of Media Lab

メディアラボの中には、当時の最新ワークステーションがズラリと並んでいたのですが、内部はオープン性と自由な雰囲気を感じました。
アイデアや発想を助ける(笑)プテラノドンらしき恐竜も吊るされていますね(^^)

メディアラボが設立された当初から

  • 出版・印刷、映画・テレビ、コンピュータの産業がデジタルで融合していくと予測していました。
  • デジタル、インタラクティブ、パーソナルの「三原則を備えたメディア」が台頭すると言っていました。
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未来の電子新聞

インターネットの爆発的な普及、携帯電話/iPhone、ネットゲーム機なども必然的に登場してきたのかも知れません。

試作された2,000X2,000ピクセルの高解像度32インチディスプレイに、新聞一面が表示されていましたが、細かい文字表示も鮮明で記事を十分読むことができました。

また、ネットから記事が逐時更新されながらHDDに記録されており、記事の写真はクリックすると、そのまま動画再生され、文字も自由に拡大、音声でも出力されるものでした。当時は近未来感覚で「未来の電子新聞」を体験できるものでした。

いまなら、大型HDTV薄型液晶テレビとタッチパネル、ネット接続、内蔵CPUの高速化で技術的には確立されているように思います。いまやタブレットPCやスマートフォンのデバイス、高速無線技術で、どこでもニュースの時代ですね(^^)
表示されている朝日新聞は、Media Labのスポンサー企業でした。

MIT Media Lab(メディア・ラボ)

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Massachusetts Institute of Technology (MIT)

海外研修の最大の目的が、1985年に設立されたMITメディアラボ(Media Lab)でした。

当時、日本でも本や雑誌で紹介され、主に表現とコミュニケーションに利用されるデジタル技術の教育、研究を専門としていました。

多くの研究グループは、芸術から工学まで広い分野を融合したもので、玩具や楽器、人工知能、CG、映画、ホログラフィー、放送、新聞、出版など多様な面白い研究をしていました。

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MIT Media Lab

「未来のメディア」も研究しています。すべての研究プロジェクトは、先ず「見えるデモ」を創り出していました。

研究スタイルもユニークで、従来の秘密主義を廃したオープン性は、メディア・ラボそのものが未来のメディアと言えたでしょう。

有名な言葉があります。「デモか死か」とは、デモとして試作(公開)できない研究は、死(中止)を宣告されるというものです。

日本から来ていた閉鎖的なメーカーの研究員は戸惑ったようです。

<メディアラボの思想>

創造力は、異なる学問分野や背景や文化や出来事が、予期しない形で組み合わされることによって増幅されるのである。芸術的な考えが工学上のデッドロックを突破することもあれば、少年の無邪気さが年をとった人間のアイデアの引金を引くこともある。