狸小路商店街の老舗「中川ライター店」が閉店へ

札幌の狸小路商店街1902年(明治35年)創業の最古の店「中川ライター店」が、2015年1月末をめどに閉店し、113年の歴史に幕を閉じる予定です。

中川ライター店の看板(October 10, 2009)/ Ryuichi IKEDA
中川ライター店の看板(October 10, 2009)/ Ryuichi IKEDA

狸小路3丁目に雑貨店「中川商店」として開店したのですが、進駐軍の影響でライターなどの扱いが増え「中川ライター店」に改めたそうです。全道一の腕利きの職人が作った中川商店の看板や、観音開きの木の扉は終戦直後と同じままになっています。

NAKAGAWA lighter shop.(February 9, 2010)/ MIKI Yoshihito
NAKAGAWA lighter shop.(February 9, 2010)/ MIKI Yoshihito

店内にはライターなどの喫煙具、プラモデルやRC飛行機、鉄道模型、モデルガン、盤ゲーム、ゴム人形や手品グッズなどが所狭しと並んでいました。

子どもの頃、店内に入ると自分の知らない「怪しい大人の世界」を垣間みたような高揚感がありました。
お祭りの露店やサーカスで、巧い口上を聞いている時と同じ感覚ですね(^^)

田舎の駄菓子屋では、自分のお金で買うことができましたが、札幌の中心部にはめったに来たことがなく、もちろん買うことはできず当時の私にとって憧れのお店でもありました。

炭坑の映画館は、ほとんど無料だったので入り浸っていましたが、初めてのお年玉で飛行機の模型(100円)を買ったときの記憶は鮮明です(^^)

< 1/12 追記 >「中川商店」の看板の下に「閉店、売りつくし大セール」のはり紙が掲げられると、少年時代に通っていたお父さんたちが子どもを連れて店を訪ねてきました。当初は1月末に閉店予定だったですが、在庫が予想以上のペースで売れて12日に早まったそうです。飛行機の模型を見て涙を流す客もいたということです。

札幌すすきの唯一の一般映画館 8月で幕

toho scope / woolennium
toho scope / woolennium

気になるニュースがありました。

札幌市のすすきのにある唯一の一般映画館「札幌東宝公楽劇場」が、8月いっぱいで半世紀近い歴史に幕を閉じます。
手描きの大きな看板はススキノの名物の一つだったのですが、複数のスクリーンを備えたシネコンの進出などで環境が大きく変化し、経営は厳しくなっていました。地域の人たちからは惜しむ声も上がります。
7/14 毎日.jp

炭坑にあった唯一の映画館には、小学校の頃は入り浸りでした。当時は、映画の中に希望と夢がいっぱい詰まっていました。映画スターに憧れ、時間と空間を飛び越え自分の知らない世界を観ることができた唯一の娯楽でしたね(^^)

一日3本立て上映で、ほとんど無料でしたね(笑)炭鉱街の一等地にあって、一際立派な2階建の建物が映画館でした。封切りも都会に劣らず早く、文化の殿堂に相応しい趣がありましたね(^^)

札幌すすきのの札幌東宝公楽劇場、通常営業は8月27日までで、28~31日にはこれまでの感謝を込めて、ワンコイン(500円)で「心に残る名作」を2本1組で上映します。
前半2日間は「ドラえもん」と「ゴジラ」のそれぞれ第1作、後半2日間は、黒澤明監督の代表作「天国と地獄」と懐かしの昭和を描いた「ALWAYS 3丁目の夕日」を上映するそうです。問い合わせは同館(011−511−3101)へ。