モバイルのAIリアルタイム画像処理AIMATTERをGoogleが買収

HAIR COLOR CHANGE / AIMATTER

モバイルのAIリアルタイム画像処理スタートアップの AIMATTERをGoogleが買収しました。

ベラルーシを本拠としている AIMATTERの自撮り画像処理アプリ「FABBY」は、AIによって色調の調整や、カラー、マスク、背景、メイクアップのデザインとなどの画像処理ができます。また「FABBY LOOK」では、ヘアーカラーを瞬時に切替えることができます。

デモ動画の左が「FABBY」、右が「FABBY LOOK」です。

AIMATTERサイトには、「世界最速のモバイルAIリアルタイム画像処理」としており、オープンソースのディープラーニングライブラリ CaffeTensorFlowよりも3倍以上速いと記されています。

モバイル環境下での機械学習(AI)によるリアルタイム画像処理などでは、クラウド環境のAI画像処理とは異なるプログラムの最適化設計を必要とされているようです(^^)

We’re excited to announce that the team is joining Google!(AIMATTER News)

  • AIMATTER(Website) Android/iOS版アプリあり

Google、機械学習に最適化した「Cloud TPU」を発表

Cloud TPU / Google

Googleは、年次開発者会議「Google I/O 2017」で、機械学習に最適化した第2世代の TensorFlow Processing Unit(TPU)と、それを用いたクラウドサービス「Cloud TPU」を発表しました。
サンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)CEOは、「機械学習やAIの進化は、コンピュータアーキテクチャの見直しを迫っており、そのためにAIファーストデータセンターを構築している」、また「カスタムハードウェアのTPUは、CPUや GPUよりも15倍から30倍高速で、30倍から80倍も電力効率が高い」と述べています。

写真は1台の「Cloud TPU」ボードで、ここに4つのチップが搭載され、ボード1つあたり180テラフロップス(1秒間に180兆回の演算)の能力を備えています。データセンター内では、これを64台まとめた「TPU Pods」を構成し、このポッドあたり 11.5 ペタフロップス(1秒間に1.15京回の演算)の能力があると述べています。

A “TPU pod” built with 64 second-generation TPUs delivers up to 11.5 petaflops of machine learning acceleration.

理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」は、1秒間に1京回の演算ができることから「京」と名付けられています。

Googleの Jeaf Dean氏によれば、「TPU Pods」の能力の8分の1を使って機械翻訳モデルの学習を処理したところ、「現在販売されている最速の GPUを32個使った場合に丸1日かかった処理が、TPUポッドでは同じ翻訳精度を保ったまま午後には処理が終了するようになった」と説明しています。

Google、モバイルから AI ファーストの世界へ(Sundar Pichai)