脳はどのように美しさを判定するか?(TEDMED: Anjan Chatterjee)

Anjan Chatterjee: How your brain decides what is beautiful

神経科学者のアンジャン・チャタジー(Anjan Chatterjee)さんは、最も魅力的な概念である「美しさ」の研究において、進化心理学と認知神経科学というツールを利用して「脳はどのように美しさを判定するか?」を講演しています。

チャタジーさんは「相手の中に美しさを見つけることは、もちろん判断は個人によりますがグループの存続に貢献する要素により形作られます。多くの実験によって、基本的ないくつかの要素が顔を魅力的にする事が示されました」と述べています。

美しさの基本的な要素「平均化、対称性、ホルモンの影響」について、それぞれ説明しています。
対称性では、1930年代にマクシミリアン・ファクトロヴィッチ(Maksymilian Faktorowicz)氏が、美顔測定器を設計する際に美しさにおける「対称性」の重要さを認識して、わずかな対称性の乱れを測定しています。そして、販売したのはそれを修正するための製品で、彼自身の名前を受け継いだ「マックス・ファクター」と紹介(写真)

「美しい人を見たときに脳では何が起こるのか?」の研究と実験から、「私たちの脳は、視覚と快楽を結び付け美しさに自動的に反応するとしています。どうやら私たちが美しい人を見ると、そのとき他の何を考えていようともいつもピーンと反応するようです」と興味深い成果も披露します(^^)

「美は良い事」そして「醜さは悪い事」という「刷り込み」をメディアが利用して「悪意のある人」を表現するという不当な扱いで増強されます。私たちは「この種の無意識の偏見を理解し、その人たちの外見ではなく行動によって判断する社会を目指していく必要があります」と述べています。

Max Factor Sr. in 1935, demonstrating his beauty micrometer device

黄金比の神秘的な規則と美しさの秘密

神奈川沖浪裏 / 葛飾北斎
神奈川沖浪裏 / 葛飾北斎

神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)は、葛飾北斎が制作した木版画。1831年(天保2年)頃に出版された名所浮世絵の連作「富嶽三十六景」の一つで、巨大な波と翻弄される舟の背景に富士山が描かれています。
北斎の作品の中では最も有名であり、世界で知られる最も有名な日本美術作品の一つです。

この作品では、黄金比(Golden ratio)と黄金螺旋(Golden spiral)の大胆な構図で描かれ、観る人に「圧倒的に美しい」と感じさせています。

黄金長方形と黄金螺旋 / Wikipedia
黄金長方形と黄金螺旋 / Wikipedia

歴史上で黄金比を数学の話題として初めて意識したのは、古代ギリシアの数学者ユークリッドとされています。この美しい黄金比(約1:1.618)は、宇宙から生物、自然、そして建築、芸術などあらゆる分野で見つけることができます。

また、この黄金比とフィボナッチ数列に関連した面白い話が「Reddit」に投稿され、下記に紹介されていました(^^)

TED Talks「フィボナッチ数の魅力」も面白いですね(^^)
数学は論理的かつ機能的、そして・・・スゴいのです。数学マジシャンのアーサー・ベンジャミン(Arthur Benjamin)が探るのは、不思議で奇妙な数の集合「フィボナッチ数列」の隠れた性質です。数学は想像力を刺激することができると語っています。