意識は「純粋な知能」とはあまり関係がない(TED: Anil Seth)

Your brain hallucinates your conscious reality | Anil Seth

サセックス大学サックラー意識科学センターのアニル・セス(Anil Seth)博士は、「私の研究では、意識が“純粋な知能”とはあまり関係がないことを証明しています。意識はむしろ、生存し呼吸する有機体であることとより結びついているのです」と語ります。

セス博士は意識には2つの面があり、「外的経験」と「内的経験」について面白い実験例を示します。

まず不明瞭で聞き取りにくい音声を再生。続けて、はっきりとした音声「ブレグジットはほんとうにひどいアイデアですね」という意味の音声を再生します。セス博士はもう一度、最初に流した不明瞭な音声を再生。そうすると、同じように聞き取りにくかったはずが、今度ははっきりと理解できます。いくつかの実験例に、会場は驚嘆した表情が溢れます(^^)

「幻覚が“制御されていない知覚”のようなものだとすれば、知覚そのものも幻覚のようなものなのです」「実際に、いま、この時も私たちは常に幻覚を見ています。ただ、人が自分たちの幻覚に対して“合意”するとき、それを現実と呼んでいるのです」と、セス博士は言います。

セス博士は、「意識は独特なかたちで、生存し呼吸する有機体(人)に織り込まれている」「人工知能(AI)が意識をもちうることや、ロボットに脳をアップロードすることに対する不安は必要ない」と述べています。AIを語るときに避けられない「人の意識とは何か」に迫る興味深いTED Talksです。

Amazon Robotics Challenge 2017は ARCV(オーストラリア)が制す

名古屋開催の 2017年アマゾン・ロボティクス・チャレンジ(Amazon Robotics Challenge 2017)で、オーストラリア・ロボティック・ビジョン・センター(ARCV)が上位8チームの決勝(7/30日)を制して8万ドル(約880万円)を獲得しました。

ARCVは、オーストラリアの4大学が参画している研究拠点 Australian Centre for Robotic Vision の研究者と学生達で結成するチームです。2016年の商品仕分けロボットコンテスト(Amazon Picking Challenge 2016)では6位でした。

The Australian Centre for Robotic Vision (ACRV) Team / Facebook

優勝した ARCVは、いま主流のアームロボット型ではなく、2万4千ドル(約264万円)という安価なカスタムロボット(Cartman)を設計製作。画像認識と機械学習のオリジナル方式を開発して、雑然とした環境下でもピック&プレイスのタスクがこなせるとしています。

Results: ROBOTICS CHALLENGE JULY 27-30, 2017

世界各国から16チーム(下記)が参加しました。2位はドイツのボン大学、3位はシンガポールの南洋理工大学。日本勢では初参加の NAIST-Panasonicが6位でした。世界の大学ロボットコンテストのようになってますね(^^)

  • MC^2: 三菱電機、中部大学、中京大学
  • NAIST-Panasonic: 奈良先端科学技術大学院大学、パナソニック
  • Team T2: 鳥取大学、東芝
  • Team K: 東京大学
  • MIT-Princeton: マサチューセッツ工科大学、プリンストン大学
  • Team Duke: デューク大学
  • PLAID: カーネギーメロン大学
  • GMU-Negev: ジョージメイソン大学、ネゲヴ・ベン=グリオン大学
  • ACRV: クイーンズランド工科大学
  • IITK-TCS: インド工科大学カーンプル校、タタ・コンサルタンシーサービシズ
  • TKU M-Bot: 淡江大学
  • Nanyang: 南洋理工大学
  • NimbRo Picking: ボン大学
  • UJI RobInLab: ジャウメ1世大学
  • Applied Robotics: スマートロボティクス、シドニー大学
  • IFL PiRo: カールスルーエ工科大学、ヘルムートシュミット大学