鳴った鐘の音は止められない(You can’t unring a bell)に挑戦!

Unimpossible Missions|鳴った鐘の音は止められない(You can’t unring a bell)|GE

 GEの企業広告キャンペーン Unimpossible Missions(不可能への挑戦)に面白い実験動画があります。

英語圏では「起きてしまったことは元に戻せない」と言う時、しばしば You can’t unring a bell(鳴った鐘の音は止められない)という慣用句を使うようです。

そこで、本当に「鳴った鐘の音は止められない」のか? 不可能なのか?

難題の解決策の発案者は、GEが世界の理系学生を対象に開催したコンテスト「Unimpossible Missionsユニバーシティ・エディション」で最優秀賞を勝ち取ったクリス・グエンさん(インタビュー/YouYube)です。

ミャンマー、ヤンゴンの住民の方々、そして「赤ちゃん」が参加して実施したユニークで面白い科学実験が下記のYouTubeです。

発明家トーマス・エジソンを創始者とする GEは、「アイデアと科学技術があれば、不可能と信じ込まれてきたことでさえ覆すことができる。映像をご覧になればきっと”不可能はもっと可能になる”と勇気を持てるはずです」と述べています。

素晴らしいイスラム世界の発明(1001 Inventions)

Artistic impressions of Abbas ibn Firnas and his successful 9th-century flight. / 1001Inventions
Artistic impressions of Abbas ibn Firnas and his successful 9th-century flight. / 1001Inventions

アッバース・イブン・フィルナス(Abbas Ibn Firnas、810年 – 887年)は、イスラム教徒の学者で、アル・アンダルス(スペイン)出身。彼は博学者、飛行術研究家、錬金術師、技術者、人道主義者、発明家、音楽家、外科医、物理学者、詩人、天文学者、そして工学者でもあったようです。

イブン・フィルナスは「科学的に飛行を試みた史上初の人物」として知られています。875年(65歳)にスペインのコルドバで原始的なオーニソプターを発進させました。しかしながら、彼の試みは墜落と臀部の負傷で終わっています。

今日の世界を形成するものの中にはイスラム圏で生まれたものが数多く存在します。「1001 Inventions(原題)」という本では、こうした基礎的な物品やアイデアの起源に着目。1000年におよぶイスラム遺産の忘れられた歴史をたたえています。

1001 Inventions and Awesome Facts from Muslim Civilization / 1001Inventions
1001 Inventions and Awesome Facts from Muslim Civilization / 1001Inventions

同書の編者であり「科学・技術・文明財団」の会長を務めるサリム・ハサニ氏は、「我々の知識には穴があって、ルネサンスから古代ギリシャまでひと飛びにさかのぼってしまう」と指摘します。ハサニ氏が紹介するイスラムの発明10選です。

  • 外科手術(医者ザフラウィが1000年頃、手術法について1500ページにおよぶ挿絵入りの事典を出版。その後500年にわたり欧州で医学書として使われた)
  • コーヒー(コーヒーは9世紀頃、イエメンで飲み始められた)
  • 飛行装置(イブン・フィルナスが初の飛行実験)
  • 大学(モロッコ北部のフェズに学位授与を行う大学を初めて設立)
  • 代数(代数という言葉は9世紀ペルシャの数学者フワーリズミーの著書の題名に由来)
  • 光学(イブン・ハイサムが1000年頃、物体が反射する光が目に入ってくることでその物体が見えることを証明)
  • 音楽(イスラム圏の音楽は、カール大帝の時代から西洋に深い影響を与えてきた)
  • 歯ブラシ(預言者ムハンマドが600年頃、歯ブラシの使用を一般に広めた)
  • クランク(12世紀にジャザリが考案すると全世界に広がり、自転車から内燃機関まで幅広く用いられた)
  • 病院(872年カイロに設立され、イスラム教の伝統に基づき、あらゆる人を無料で治療)

この本「1001 Inventions」は、8歳から12歳を対象としていますので写真や挿絵も多く、英アマゾンで部門ベストセラーになっています。