脳はどのように美しさを判定するか?(TEDMED: Anjan Chatterjee)

Anjan Chatterjee: How your brain decides what is beautiful

神経科学者のアンジャン・チャタジー(Anjan Chatterjee)さんは、最も魅力的な概念である「美しさ」の研究において、進化心理学と認知神経科学というツールを利用して「脳はどのように美しさを判定するか?」を講演しています。

チャタジーさんは「相手の中に美しさを見つけることは、もちろん判断は個人によりますがグループの存続に貢献する要素により形作られます。多くの実験によって、基本的ないくつかの要素が顔を魅力的にする事が示されました」と述べています。

美しさの基本的な要素「平均化、対称性、ホルモンの影響」について、それぞれ説明しています。
対称性では、1930年代にマクシミリアン・ファクトロヴィッチ(Maksymilian Faktorowicz)氏が、美顔測定器を設計する際に美しさにおける「対称性」の重要さを認識して、わずかな対称性の乱れを測定しています。そして、販売したのはそれを修正するための製品で、彼自身の名前を受け継いだ「マックス・ファクター」と紹介(写真)

「美しい人を見たときに脳では何が起こるのか?」の研究と実験から、「私たちの脳は、視覚と快楽を結び付け美しさに自動的に反応するとしています。どうやら私たちが美しい人を見ると、そのとき他の何を考えていようともいつもピーンと反応するようです」と興味深い成果も披露します(^^)

「美は良い事」そして「醜さは悪い事」という「刷り込み」をメディアが利用して「悪意のある人」を表現するという不当な扱いで増強されます。私たちは「この種の無意識の偏見を理解し、その人たちの外見ではなく行動によって判断する社会を目指していく必要があります」と述べています。

Max Factor Sr. in 1935, demonstrating his beauty micrometer device

素敵なマリアーナさん What makes you special?(TEDx: Mariana Atencio)

Mariana Atencio: Peabody Award-winning, Bilingual Anchor / Correspondent

米NBCニュースのジャーナリストで、マリアーナ・アテンシオ(Mariana Atencio)さんの TED Talkがあります。

南米ベネズエラの首都カラカスで生まれ育ったスペイン語と英語のバイリンガルです。奨学金を得て米ニューヨークのコロンビア大学院でジャーナリズムを学んでいます。

素敵なマリアーナさんが「ジャーナリストを職業として選択したキッカケと、それから何を学んだか」を語っています。

父親から7歳のマリアーナさんと、6歳の妹に「スペイン語が通じない所に行って、お前たちと違う文化を経験してもらいたい」と、米国でひと夏のサマーキャンプに行かされます。また、高校では中東から来た女子とルームメイトになります。これらの経験から、「自分の特別なところを知る」ことが「他人の長所を理解する第一歩」であること、そして「自分を他の人の立場に置いてみることの重要さ」を分かり始め、職業としてジャーナリストを目指します。

故郷ベネズエラは裏庭と称され、米国から「不法入国者」「第三世界」「よそ者」といったレッテルが貼られています。これを何とか変えたいとして米国に移住してジャーナリズムを学びます。世界を飛び回り、マイノリティの人々などを取材して分かったことは「全ての人に唯一共通する事、それは人間であること」でした。誰も自分は「正常だ」なんて言えないことを分かってほしいと述べています。

2017年2月にYouTubeで公開(日本語字幕あり)ですが、アクセス数は260万回を超えた素晴らしい講演です。サイトに「Next Gen Journalism」と記されています。