ドバイで自動操縦のドローン・タクシー導入へ

Ehang 184 AAV / EHANG, Inc.

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ市は、実際に乗客を空輸する新しいドローン・システムを、早ければこの7月にもスタートさせるようです。

ドバイの道路運輸局は同市で開催された World Government Summitカンファレンスで「空飛ぶタクシー」の計画を明らかにしました。ドバイ市は一定のルートに沿って乗客を空輸するサービスをスタート、機体は Ehang 184という電気モーター利用のドローン・クアドコプターです。

Ehang 184は、乗客定員1名、最大重量は100kgのドローンで、平均速度は時速60km、1回の充電で約50km飛べます。すべてのドローンは、ドバイ市のコマンドセンターから集中管理され、すでにテスト飛行を開始しているというので、単なる話題作りのプロジェクトではないようです。

Ehang 184 / EHANG, Inc.

UAEは、ドバイ国際博覧会(Expo 2020 Dubai)に向けて、初の商用ハイパーループ輸送システムをドバイ-アブダビ間に建設することを2016年11月8日に発表しています。ドバイの先進的な交通輸送システムも面白そうです(^^)

この自動操縦の「空飛ぶタクシー」ですが、先進的な輸送システムとして大都市圏に相応しいと考えがちです。しかし、そのラストワンマイル機能や無人の自動操縦機能に着目すると、日本の人口減少・少子高齢社会対策でもある連携中枢都市圏構想などに必要な輸送システムのように思います。

無人の輸送システムは、医療や福祉、公共サービス、生活支援を提供する人に優しい社会システムとして、高齢化が進む日本こそ積極的な規制緩和と研究開発を進めるべきだと思います。


ロボットカー(自動運転車)は優しい高齢化社会へ


独立子会社 Waymoで自動運転車事業を加速(Alphabet)

Waymo fully self-driving Chrysler Pacifica Hybrid minivans / Waymo

12月13日、米Alphabetが「X」下で進めてきた自動運転車事業を独立子会社 Waymoとしてスピンアウトさせました。
その Waymoは、a new way forward in mobility(モビリティに向かう新たな道)を意味し、「われわれは、人やモノを安全かつ簡単に移送できるようにするというミッションを持つ自動運転技術企業だ」と CEOのジョン・クラフシック(John Krafcik)氏は定義しています。

12月19日、クラフシック氏は、新しいラインナップとして100台の自動運転車クライスラー・パシフィカ・ハイブリッド・ミニバン(Chrysler Pacifica Hybrid minivans)が加わったと発表しました。

この車両は、WaymoとFCA(フィアット・クライスラー)の緊密なパートナーシップによって作られたもので、ミシガン州のエンジニアリングサイトに両社のエンジニアリングチームが集まり、さらにFCA側と、Waymo側のテスト施設でテクノロジーのテストが行われたそうです。
また、2017年の量産モデルに基いていますが、Waymoのテクノロジーにより良く適合させるために、シャーシだけではなく電装系、パワートレイン、そして構造に変更が加えられています。この結果、Alphabetが単に Fiat Chryslerの車両を購入して市販車に自分たちで改造を行うよりも、より緊密な統合が可能になったようです。

Waymoは Fiat Chryslerと協力して、半自動運転のクライスラー・パシフィカを利用した相乗りサービスを、来年の早い時期から一般に提供するらしいとのことです。