世界初の電動垂直離着陸(VTOL)エアタクシー

The world’s first all-electric VTOL jet / The Lilium Jet

滑走路がいらず、空気抵抗が小さいので騒音も少なく、エネルギー効率も良い垂直離着陸機(VTOL機)が注目されています。

ドイツのスタートアップ Lilium Jetが、世界初となる電動ジェット垂直離着陸機(VTOL機)のテスト飛行に成功しました。

機体の翼に合計36(前12/後24)個の電動ジェットエンジンを搭載して、時速300Kmで航続距離300Kmを飛行できます。このプロトタイプ機は2人乗りですが、オンデマンドの5人乗りエアタクシーも設計しています。

空飛ぶタクシーとして、オンデマンドで自動操縦運行を目指していますが、大都市圏の高速移動に限らず、過疎地の移動手段として最適な移動形式だと思います。世界各国でも垂直離着陸タイプの移動手段を模索しています。

米国では DARPAで VTOL機の開発を推進しています。ドローン方式ですが、ドバイで自動操縦のドローン・タクシーを導入して、この夏にも試験運行が始まります。

日本のJAXA(航空技術)では、4発ティルト・ウィングVTOL機の飛行実験をしていますが、タクシー用途の小型垂直離着陸機(VTOL機)の開発を急いでほしいと思います。

  • The Lilium Jet News(Website) 5人乗りエアタクシーなど、機体デザインの変遷
  • Electric Jet Engines(Lilium Jet) 電動ジェットエンジンなどテクノロジーを説明

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露イルクート、小型旅客機「MC-21」の完成披露式

MC-21-300 / mc21eng.irkut.com
MC-21-300 / mc21eng.irkut.com

6月8日、ロシアのイルクート(Irkut Corporation)は、政府首脳を招いてこれまで開発を進めてきた小型旅客機「MC-21」の初号機の完成披露式を開催しました。

MC-21は、エアバスA320neoやボーイング737MAXと競合する小型旅客機で、旅客機の中でももっとも競争が厳しいレンジの機体になります。
MS-21はソ連時代からの「純国産」を放棄して多くの国際企業の協力を得ており、エンジンのプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)やアビオニクス(Avionics)を含む、機体の海外企業の部品のシェアは30-40%に達しています。

MC-21は、複合素材の使用、グラスコックピット+ヘッドマウントディスプレイの採用、フライバイワイヤー方式の採用など、最新の機体にも関わらず、競合機のエアバスA320やボーイング737に比べて30%近くも安いのが最大の特徴となっており、イルクートはロシア国内の航空会社だけでなく、新興市場の航空会社にも積極的な売り込みを図っていくことを計画しています。

開発がスタートしたのは2008年ですが、2014年に生じたロシアのクリミア併合に伴う西側諸国による対露経済制裁の実施で、開発には大幅な遅延が生じていました。
ロシアは戦闘機の分野で高い評価を得てきただけに、航空機業界では、MC-21についても台風の目となる可能性もはらんでいるとしています。

ロールアウトには、ピアニストのデニス・マツーエフさんが出演。完成披露の演出にもロシアらしさがあって興味深いです(^^)