TV放送をストリーミングする定額サービス「YouTube TV」

YouTube TV / tv.youtube.com

Googleが、テレビ放送をそのままストリーミングする定額サービス「YouTube TV」を発表しました。スマートフォンから PCや Chrtomecastまで YouTubeを視聴可能なあらゆる機器に対応します。

米国の ABC/CBS/NBC/FOXの4大ネットワーク、さらに ESPNや Disney Channnelといった主要な専門チャンネル47局が視聴可能です。サービス提供地域は大都市圏から開始して、順次全米へと拡大します。

視聴料金は、既存のケーブルテレビの約半額となる月額35ドルです。ライブ放送は同時に3ストリームまで対応し、アカウントは6アカウントまで登録できるため、毎月35ドルを払えば一家庭のテレビ環境はカバーできることになります。

視聴は放送中のライブストリーミングだけでなく、容量無制限の録画機能でオンデマンドに視聴することも可能です。番組をお気に入りに入れておくだけで実質的に録画したことになり、放送後はいつでも呼び出して見返すことができます。

NFLの試合中継は、Verizonとの協定のため視聴できないといったように、一部のコンテンツは視聴に制限があるようです。また、通常のテレビ放送と同様にCMも挿入されます。ただ、CMについては録画機能で視聴するぶんには早送りで飛ばしてしまえる仕組みも採用しています。

Googleは、AI(機械学習ネットワーク)によって、ユーザーの趣向に合わせて的確なおすすめ番組を提示するとしています。ようやく、自分の趣向を学習して有益な情報を横断的(テレビ、ネット)に検索して、蓄積、録画してアドバイスしてくれる「知的エージェント・テレビ」が実現しそうです。Google Homeと組合わせ、リモコンも不要になりますね(^^)

YouTube TV / tv.youtube.com

知的エージェント・テレビの幕開け


有害コメントを分類する機械学習ツール(Perspective)

Kaminarimon / OiMax(Flickr)

2月23日、Alphabet傘下のGoogleと技術インキュベーター会社ジグソーJigsaw)は、コメント欄の誹謗中傷や嫌がらせ、不快なコメントを見つけ易くする機械学習ツールのパースペクティブ(Perspective)を発表しました。

現在、ヘイトスピーチ(憎悪表現)の取り締まりを迫られる米ニューヨーク・タイムズ紙や英ガーディアン紙、英エコノミスト誌といった様々なニュース発行者が、記事に寄せられるコメントを目視確認する際の補助ツールとして、試験運用しています。

パースペクティブは、侮辱的なコメントをより早く検出し、目視確認に役立てます。使用するアルゴリズムは、チェック担当者が「有害」と分類した数10万件のコメントで試されたものです。「有害」と分類されたものや、特定の人々を討論から締め出しかねないものにどれだけ類似しているかに基にコメントを採点する仕組みです。

ニューヨーク・タイムズ紙が試験運用を行った結果、担当者が同じ時間で2倍の量のコメントをチェックできたそうです。ジグソーのルーカス・ディクソン氏は「目標はチェックのスピードを10倍にすることだ」と述べています。

機械学習ツールの Perspectiveは、何が有害で何が有害でないかを学習するために、これまでに膨大な数のコメントを確認しています。下記の実験では、コメントの有害度合をスライダーを動かすことで容易に分類できます。

Here we’ve used Perspective to organize comments on three topics that are often difficult to discuss online. Use the slider to explore. / Jigsaw

ウィキペディアのノートページから収集された悪口を、アルファベット(グーグルの親会社)とウィキメディア財団の研究者が10万件以上の温和な投稿とともに、データ集として公開しています。女性蔑視や人種差別、罵倒など、ネット上で個人を攻撃している投稿1万3500件以上のコレクションが完成しています。