築くべき未来はすべての人を含んでこそ価値がある(TED: Pope Francis)

Canonization of Saint John XXIII and Saint John Paul II, 2014 / Wikipedia

「希望を存続させるには一人いれば十分であり、その一人になるのはあなたかもしれません」
バチカン市国から直接届けられたこの力強いTED Talkで、教皇フランシスコPope Francis)はそう語りかけます。

宗教のいかんにかかわらず、力ある者にも力なき者にもすべてに希望を与えるメッセージの中で、精神的指導者である彼が、私たちの今置かれている世界について啓発的な指摘をし、平等、連帯、優しさで世界を満たすように呼びかけます。

私が人と出会い耳を傾けるときーそれは病に苦しむ人だったり、明るい未来を求めて大きな困難に直面している移民だったり、心に地獄の痛みを抱える囚人だったり、職を見つけられずにいるたくさんの若者だったりしますが、そういう時、私がよく抱く疑問があります。
「なぜ彼らであって私ではないのか?」 私自身、移民の家族に生まれました。父も祖父も他の多くのイタリア人と同じくアルゼンチンを目指して、祖国を離れ着の身着のまま取り残される人々の運命に遭いしました。私は今日の「捨てられた」人々と同じ羽目になってもおかしくありませんでした。だからこそ、私はいつも心の奥で自問します「なぜ彼らであって私ではないのか?」と

「互いに助け合って忘れないようにしましょう。相手は統計や数値ではありません。私たちは皆、互いを必要としています」

若い発明家の発泡スチロールリサイクル計画(TED: Ashton Cofer)

Ashton Cofer: A young inventor’s plan to recycle Styrofoam

梱包用の詰め物から使い捨てのコーヒーカップまで、米国だけで毎年900万トンの発泡スチロールが生産されており、それは全く再利用されません。

この資源の無駄と溢れかえったごみ処理施設の現状に衝撃を受け、アシュトン・コーファー(Ashton Cofer)さんは、科学フェアのチームメートと共に、使用済みの発泡スチロールに熱処理を施して他の役立つ物質を造り出しました。

FIRST LEGOリーグの世界イノベーション賞と、Google科学フェアのアメリカ科学イノベーター賞(2016 Scientific American Innovator)を受賞した彼らのオリジナルデザインを見てみましょう。

Luke Clay, Julia Bray, Ashton Cofer / Google

Google Science Fair 2016でのプロジェクト名は「再利用フィルタで発泡スチロールゴミの削減を(プロジェクト:Styro-Filter)」です。

Lukeさん、Juliaさん、Ashton さん(14歳)の3人の学生は、発泡スチロールの90パーセントは炭素で構成されているため、この物質をコスト効果の高い方法で何か役立つものにできないかと知恵を絞りました。そして行きついたのが、汚染された水から汚染物質を除去することができる活性炭(カーボンフィルター)です。

資源ごみを効果的なフィルタにするためにさまざまな化学物質を何時間も試した結果、3人は埋立地からポリスチレンを大幅に削減し、汚染水を飲料水にできる活性炭の作成に成功しました。