有名になりたかったジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)

Jean-Michel Basquiat / IMDb

ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat、1960年12月 – 1988年8月12日)はニューヨーク市ブルックリンで生まれた米国の画家です。グラフィティ・アートをモチーフにした作品で知られています。

ブルックリンの中流家庭に生まれ、母は幼い息子を美術館によく連れて行ってます。7歳のとき、車にはねられ入院。その入院中に母が贈った「グレイの解剖学」の頭版は、その後の作品の重要なモチーフになります。

17歳の時に友人とインチキ宗教を生業とする、架空のキャラクター〈SAMO〉を創り出し、ダウンタウンで署名入りの詩的な落書きをして知られるようになります。

その後、ハイスクールを中退、手作りの絵葉書や、Tシャツを売ってお金を稼ぐようになり、やがてクラブ57(Club 57)の常連となり、マドンナとも付き合うようになります。美術界に足を踏み入れたバスキアは、米国ポップアートの旗手アンディ・ウォーホル(写真: at Mr. Chow. April 21, 1986.)に認められて人気と栄誉を得るようになります。

1250点を超えるドローイングと900点を超える絵を残し、オーバードースにより27歳の若さでこの世を去ったジャン=ミシェル・バスキア。彼の夢とは、そして望んだものは何だったのでしょう。

2010年サンダンス映画祭 ドキュメンタリー部門正式出品作品。1980年代のアート界に新風を吹き込んだアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキア。本人の貴重なインタビュー映像をもとに綴られる初のバスキア・ドキュメンタリー作品です。

グローバル時代の「文化の盗用」を考える。

一流モデルさん(モデルだけで年収5億円超)でありながら IT起業家を目指しているカーリー・クロスさんが、ファッション誌ヴォーグ(Vogue)3月号の特集で、日本の伊勢志摩で撮影してきた和風で芸術的な写真を公開したところ、いろんな意味で話題に…。なぜかもっぱら日本人以外の民族や人種の方々から、この写真は「日本人に対する差別だ、馬鹿にしてる、黒髪のカツラとかかぶせるくらいなら日本人のモデルを使えばいい」等々の厳しい批判や苦情が噴出。「実は、米国では、ちょっとした社会問題的なニュースになってたんですよ」と、ニューヨーク在住のりばてぃ♪さんが記事にしています。

Karlie Kloss in Elie Saab(2012)/ Wikipedia

「文化の盗用:Cultural appropriation」とは、文化的、宗教的な意味合いがある伝統をその意味を理解せず、勝手にトレンドとして使用を煽るような行動とされています。(CELESY, 2016年06月1日

「文化の盗用」に関する騒動は、ファッション界に限らずハリウッドや芸術分野でも、謝罪やイベント中止などに発展して先鋭化してきました。日本では文化的アイデンティティが希薄であり、「文化の盗用」という概念に敏感ではありませんでした。しかし、日本には昔からアイヌ民族琉球王国など、マイノリティ文化が存在しました。

これからの日本では、ますます移民の人達や外国人の観光客も増えてきます。文化の多様性や異文化について、教育やメディアを含めて考える時期だと思います。

Madame Monet in a Japanese kimono, 1875, Museum of Fine Arts, Boston