観る人の違和感を問う楽しいショート For Approval

For Approval / Mainframe (North)

人によって固定観念や常識の範囲は違います。一線を越えると許せないとして違和感も覚えます(笑)
予期しない行動をする動物たちや、驚異の自然現象の動画が話題になりますが、私たちの知識や常識を越えた「意外性」「驚き」が楽しいのだと思います(^^)

映画や写真においても、最近はVFXや視覚効果の進化や Photoshopなどの画像加工の一般化で、人の固定観念や意外性などを問うような面白い映像や写真を、比較的容易に制作できるようになりました。

この56秒間の作品「For Approval」は、私たちの固定観念と常識を試した楽しいショート作品です(^^) 制作したのはイギリスのマンチェスターで映像制作している Mainframe(MF)です。

3DCG制作で現実感はあるのですが、対象物のみの映像なので最初から仮想空間と分かってしまいます。現実の周囲や背景があると、より意外性が鮮明になったように思います・・・。

ホラーの名作、1973年(昭和48年)の映画「エクソシスト」で人の首が背中に回転するシーン、人の固定観念と常識をくつがえす恐怖シーンとして鮮明に記憶されています。1979年の映画「エイリアン」では、人間に寄生、酸の体液、H.R.ギーガーのデザインなど、既成概念を越えた存在として恐怖を増大させたように思います(^^)

For Approval from Mainframe (North) on Vimeo.

H.R.ギーガーとAlien(エイリアン)


ルーカス美術館はロサンゼルスに、完成は2020年

George Lucas(2007年5月)/ Joi Ito

映画「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカス氏は、2012年10月にルーカスフィルムを40億5,000万ドル(当時のレートで約3200億円)でディズニーに売却しました。その巨額の売却益を慈善事業に投じる計画であることも発表しました。

そして、2014年6月にはイリノイ州のシカゴにルーカス美術館を建設すると発表。ルーカス自身が集めたアート作品を展示するルーカス美術館建設計画は、建設工事費・寄付金・所蔵するアート作品の価格などを全て合わせると、15億ドル(約1,746億円)に上ります。

シカゴ市議会や公園当局などから承認を得ていましたが、公園保護団体「フレンズ・オブ・ザ・パークス」は、美術館建設がミシガン湖周辺の開発に関する規定に違反しているとして法的措置に訴えたことにより、2016年6月24日に建設を断念しています。

現在はロサンゼルスかサンフランシスコに建設が検討されています。ルーカス美術館は、ナラティブ・アート(ストーリー性のあるアート)を体験する中心施設となり、イラストから映画、デジタル・アートに至るビジュアル表現の進化に触れることができます。「スター・ウォーズ」の視覚効果や、VFXの発展なども分かります。青少年の教育にも配慮され、外国からの集客も期待できます。

ルーカス氏は、ハリウッドとシリコンバレー双方の発展に貢献しています。ファンはやきもきしますが、経済紙の Bloombergではルーカスフィルムがあるサンフランシスコの方が、ロサンゼルスより優勢ではないかと予想しているようです。

<1/11:追記>ルーカス美術館はロサンゼルスに決定、完成は2020年ごろの見込みです。

CONCEPT DESIGN: LOS ANGELES RENDERINGS
CONCEPT DESIGN: LOS ANGELES RENDERINGS
CONCEPT DESIGN: SAN FRANCISCO RENDERINGS
CONCEPT DESIGN: SAN FRANCISCO RENDERINGS

シカゴにナラティブ・アート専門の美術館(George Lucas)