ルーカス美術館はロサンゼルスに、完成は2020年

George Lucas(2007年5月)/ Joi Ito

映画「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカス氏は、2012年10月にルーカスフィルムを40億5,000万ドル(当時のレートで約3200億円)でディズニーに売却しました。その巨額の売却益を慈善事業に投じる計画であることも発表しました。

そして、2014年6月にはイリノイ州のシカゴにルーカス美術館を建設すると発表。ルーカス自身が集めたアート作品を展示するルーカス美術館建設計画は、建設工事費・寄付金・所蔵するアート作品の価格などを全て合わせると、15億ドル(約1,746億円)に上ります。

シカゴ市議会や公園当局などから承認を得ていましたが、公園保護団体「フレンズ・オブ・ザ・パークス」は、美術館建設がミシガン湖周辺の開発に関する規定に違反しているとして法的措置に訴えたことにより、2016年6月24日に建設を断念しています。

現在はロサンゼルスかサンフランシスコに建設が検討されています。ルーカス美術館は、ナラティブ・アート(ストーリー性のあるアート)を体験する中心施設となり、イラストから映画、デジタル・アートに至るビジュアル表現の進化に触れることができます。「スター・ウォーズ」の視覚効果や、VFXの発展なども分かります。青少年の教育にも配慮され、外国からの集客も期待できます。

ルーカス氏は、ハリウッドとシリコンバレー双方の発展に貢献しています。ファンはやきもきしますが、経済紙の Bloombergではルーカスフィルムがあるサンフランシスコの方が、ロサンゼルスより優勢ではないかと予想しているようです。

<1/11:追記>ルーカス美術館はロサンゼルスに決定、完成は2020年ごろの見込みです。

CONCEPT DESIGN: LOS ANGELES RENDERINGS
CONCEPT DESIGN: LOS ANGELES RENDERINGS
CONCEPT DESIGN: SAN FRANCISCO RENDERINGS
CONCEPT DESIGN: SAN FRANCISCO RENDERINGS

シカゴにナラティブ・アート専門の美術館(George Lucas)


最先端の侍ストップモーション映画「Kubo and the Two Strings」

Kubo and the Two Strings / Facebook
Kubo and the Two Strings / Facebook

映画 Kubo and the Two Strings(クボ・アンド・ザ・ツー・ストリングス)は、ストップモーション・アニメーションの概念を覆すとも言われている話題作です。8月19日から全米で公開、日本公開は未定です。

あらすじは、海辺の町で母親と慎ましく暮らす吟遊詩人のクボが、ふとしたきっかけで過去の魂を復活させてしまい、伝説の侍だった父親の死の謎を巡って戦いの旅に出ますが・・・。
アクション、魔法、笑いありの冒険活劇、侍ストップモーション・アニメーションになっています。

桃太郎など、日本の昔話からの影響も強く受けているようです。旅のお供となるのがシャーリーズ・セロンな猿と、カブトムシ戦士なマシュー・マコノヒーとは何とも心強いです(^^)

製作したのは、ニール・ゲイマンの児童文学をコマ撮りアニメ化した「コララインとボタンの魔女」を手がけたライカ(Laika)、予告編動画4本など、下記サイトでご覧ください。

このストップモーション映画のメイキング動画が公開されていますが、古典的なコマ取り、特撮手法でありながら、最先端テクノロジーと3Dプリント、ロボットや、3DCG、VFXを駆使して製作する様子が分かります。日本家屋や小物、折り紙、三味線など、日本と時代劇ティーストが満載の興味深い動画です(^^) 3DCGアニメにはないパペットと映像表現の魅力を持ちます。

ストップモーション・アニメーション