顔を見るだけで感情がわかるアプリ(TED: Rana el Kaliouby)

Rana el Kaliouby: This app knows how you feel — from the look on your face
Rana el Kaliouby: This app knows how you feel — from the look on your face

感情は私たちの生活のあらゆる面に影響します―学び方やコミュニケーションの取り方、決定の仕方まで様々です。
しかし、デジタルにおいてはそれが欠けています。私たちが用いる電子機器やアプリは、私たちの感情を知りようがないのです。

科学者のラナ・エル・カリウビ(Rana el Kaliouby)さんは、これを変えようとしています。彼女は顔の表情を読み取って、それに対応する感情と結びつける、強力な新しいテクノロジーを実演します。

この「感情エンジン」には大きな意味があり、私たちが機械と関わる方法だけでなく、お互いに交流する方法をも変える可能性がある、と彼女は言います。

この講演では、世界75か国、290万本のビデオを解析して感情ポイントを抽出した世界最大の「感情データベース」を使用した国別、性別、年代などでの分析結果は面白く、「20代の女性は同じ年代の男性よりもずっと頻繁に笑顔になり、これはデートで必要となるのかもしれません」と語っています(^^)

いま顔認識システムは、犯罪捜査や本人確認のために高度化が進んでいますが、このような画像認識/動画解析による「感情エンジン」は、人間とコンピュータの会話にとって極めて重要です。対人間に対して感情認識や感情表現ができない人工知能は不気味だと思います(^^)

カリウビ(Rana el Kaliouby)博士は、Affectiva, Inc.(2009年)の共同創設者、Affdex SDKがあります。

ロボットがロボットでなくなる日が来ます。

BUDDY/ Blue Frog Robotics
BUDDY/ Blue Frog Robotics

ファミリーロボットやソーシャルロボットと呼ばれるロボットの活用分野が注目されています。
画像認識や自然言語処理の高性能化、Wi-Fiなどのネット環境、そして機能追加やカスタマイズが容易になった開発環境が背景にあります。

日本ではソフトバンクのヒト型ロボット・ペッパー(Pepper)の一般販売が始まっています。また、2014年7月に MIT発のロボットベンチャー「Jibo」が、Indiegogoで目標額の2,300%(約4億6,000万円)に到達して、関心の高さを示しています。

さらに、フランス発の BUDDYと名付けられたソーシャルロボットが Indiegogoサイトでキャンペーンを実施中ですが、いま目標額の370%(約4,600万円)に到達するなど、世界中で注目されているロボット開発分野です。

機能的には、IoT(モノのインターネット)の進展や、デバイスや周辺テクノロジーの進展により、ますますの拡大が予想されています。

この分野に共通する最大のテーマは「人との交流・コミュニケーション」です。デザインや美学、心理学、言語学、医学、教育学、介護学など、多様な要素をいままでの機械的ロボットと融合させなければならず、また学習能力の優劣(賢い)や、個性的な振る舞いや「愛らしい」「感情の表現」「不気味の谷現象」も問われそうです。

ロボットの定義(Wikipedia)がありますが、自身の周辺環境や対人関係を学習して変身して行く「唯一の愛称」で呼ばれる「個性的な人工知能ロボット」の誕生はそこまで来ているように思います。

日本の産業ロボット以外の人工知能ロボット開発分野は遅れており、人口減少・少子高齢化社会の「切り札」にもなり得る分野だけに、旧来の研究開発やベンチャー支援の硬直化は残念に思います。