世界初の電動垂直離着陸(VTOL)エアタクシー

The world’s first all-electric VTOL jet / The Lilium Jet

滑走路がいらず、空気抵抗が小さいので騒音も少なく、エネルギー効率も良い垂直離着陸機(VTOL機)が注目されています。

ドイツのスタートアップ Lilium Jetが、世界初となる電動ジェット垂直離着陸機(VTOL機)のテスト飛行に成功しました。

機体の翼に合計36(前12/後24)個の電動ジェットエンジンを搭載して、時速300Kmで航続距離300Kmを飛行できます。このプロトタイプ機は2人乗りですが、オンデマンドの5人乗りエアタクシーも設計しています。

空飛ぶタクシーとして、オンデマンドで自動操縦運行を目指していますが、大都市圏の高速移動に限らず、過疎地の移動手段として最適な移動形式だと思います。世界各国でも垂直離着陸タイプの移動手段を模索しています。

米国では DARPAで VTOL機の開発を推進しています。ドローン方式ですが、ドバイで自動操縦のドローン・タクシーを導入して、この夏にも試験運行が始まります。

日本のJAXA(航空技術)では、4発ティルト・ウィングVTOL機の飛行実験をしていますが、タクシー用途の小型垂直離着陸機(VTOL機)の開発を急いでほしいと思います。

  • The Lilium Jet News(Website) 5人乗りエアタクシーなど、機体デザインの変遷
  • Electric Jet Engines(Lilium Jet) 電動ジェットエンジンなどテクノロジーを説明

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DARPAのスペースプレーン開発(XS-1)は Northrop Grumman 案に

DARPA Experimental Spaceplane XS-1 / Northrop Grumman
DARPA Experimental Spaceplane XS-1 / Northrop Grumman

DARPAが進めてきた再利用可能型スペースプレーン開発計画(XS-1)について、Northrop Grumman/Virgin Galacticによる開発計画案が採用となる見通しとなったことが、英専門誌 flightglobalの報道(4/14)で明らかとなりました。

DARPAの次世代スペースプレーン開発計画(XS-1)には、以下の3つの企業連合が開発計画案を提出していました。

XS-1は、完全再利用可能型のスペースプレーンを使って重量が1,400~2,300kgの小型の衛星を低軌道上に打ち上げるというものです。DARPAでは一回の打ち上げコストを従来(Orbital Sciences Minotaus: ミノタウルス IVロケット)の10分の1となる500万ドル(約5億5,000万円)以下に抑えるという条件を科すことで、小型衛星打ち上げの「コスト破壊」を図ることを狙ったものです。
Northrop Grumman/Virgin Galacticによる XS-1案は、一回の打ち上げコストを390万ドルに抑えることが可能ということです。

ロケット業界では既に、SpaceXが大型ロケットの分野で 1stステージの完全再利用可能に成功、また、小型の弾道ロケットの分野でも Blue Originが完全再利用可能に成功するなど、これまでは不可能とされてきた完全再利用可能型ロケットの実用化に向けて大きく前進しています。

XS-1開発計画は、大型/小型以外のマイクロ衛星打ち上げの分野でも再利用可能型が主流となることを意味し、衛星打ち上げ用ロケット(プレーン)は完全に再利用可能型へと移行することになります。