話題のミュージカル映画ラ・ラ・ランド(La La Land)

Ryan Gosling and Emma Stone in La La Land (2016) / IMDb

映画ラ・ラ・ランド(La La Land)は、2016年12月に米国で公開されたミュージカル映画です。脚本、監督は注目のデミアン・チャゼル、主演はライアン・ゴズリングエマ・ストーンが務めます。第73回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品として上映されました。

この映画、ゴールデン・グローブ賞歴代最多の7部門受賞。そして、アカデミー賞史上最多の作品賞ほか14ノミネートされている話題作です。2月12日に開催された第70回英国アカデミー賞では、「ラ・ラ・ランド」が作品賞、エマ・ストーンが主演女優賞など最多5冠を果たしました。

オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをします。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人でしたが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていきます。売れない女優とジャズピアニストの恋を、ゴージャスでロマンチックな歌とダンスで描いています。

1月27日にデイミアン・チャゼル監督と主演のライアン・ゴズリングが来日しました。
ジャパンプレミアでデイミアン監督は、「エマがブロードウェイでミュージカルをやっている時に出会い、今回ライアンとエマという素晴らしい二人をュージカルで共演させることができてすごく嬉しかった。エマのおかげで、普段ミュージカルを観ない人にも観てもらえるような作品になった」 また、「黒澤明監督作品や溝口健二監督作品など、日本の素晴らしい映画監督たちからいろんなことを教わりました。そんな日本で自分の作品を紹介出来ることを大変嬉しく思っています」と、語っています。

若い人に道を譲るべきよ(Make way for the young!)

Peppy Miller / The Artist

先月の31日、大地の芸術祭を観に来ていた十日町市で、偶然にフランス映画「アーティスト(The Artist)」を上映(十日町シネマパラダイス)していたので、また観てしまいました。

1929年、サイレントからトーキーへの技術革新により、俳優に求められる演技力や才能、個性も大きく変化した時代です。
イノベーションと世代交代が進まない日本と重なるような・・。

無声映画の大スター・ジョージが食事している前で、記者の取材を受ける新進女優ペピーは「古い俳優は、若い人に道を譲るべきよ」と語ります。これを聞いてしまったジョージは、立ち上がり「君に道を譲ったよ」と言いながら、深く傷つき、ますます孤独に陥っていきます。

このペピーの台詞は、とりわけ心に残りました。しかし、映画「アーティスト」は普遍的な「真実の愛」と、「斬新なミュージカル映画」を提示します。

未来と希望を描く最後のタップダンス(動画)は印象的です。古い俳優と新しいスターが才能を高めながら、旧来の殻を壊して新鮮な映画に挑戦します。第84回米アカデミー賞作品賞、他5部門を受賞した素晴らしい映画でした(^^)
動画は「Bande-annonce 2 du film “The Artist”」です。