幸せを目指すだけが人生じゃない(TED: Emily Esfahani Smith)

Emily Esfahani Smith: There’s more to life than being happy

スタンフォード大学フーバー研究所の編集者で作家のエミリー・エスファハニ・スミス(Emily Esfahani Smith)さんの TED Talksがあります。

私たちの文化は幸せになることに執着していますが、もっと満たされる生き方があるとしたらどうでしょう?

スミスさんは「幸せは気まぐれなものだ」と語ります。そして、「生きがいを見いだすことは、自分自身のためになるだけでなく、最高の自分に高めてくれ、拠り所となる確かな手応えを与えてくれるのです」と述べています。

「生きがいのある人生」を、4つの柱で説明しています。1つ目は愛情から生まれた「結びつき」です。2つ目の柱は「目的」です。目的を持つことは、自分のやりたい仕事を見つけることとは違います。目的は自分のやりたいことよりも、何を与えられるかなのです。
3つ目の柱も、自分の限界を超えることですが、まったく違う方法「超越」です。4つ目は「ストーリーテリング」、自分で語る自分についての物語です。人生は単なる出来事の連続ではありません。自分の物語を編集し、解釈し語り直すことができます。「たとえ事実という制限があったとしても」と、情熱を込めて語っています。

最後に「幸せ」は、訪れては消えてしまいます。でも人生が本当に充実していれば、物事がまったく上手くいかなくても「生きがい」があることで踏ん張れるのです。ありがとうございました (拍手)

スミスさんの著作「The Power of Meaning(未訳)」では、「自分の仕事にやりがいを感じる人が少ないのは、なぜだろうか」として、目の前の仕事に意義を感じるための具体的な方法論が提示されています。

イスラム国(IS)首都ラッカを解放、シリア民主軍(SDF)

IN MEMORY of our honorable Martyrs we announce the total liberation of Raqqa of ISIS! / SDF(YPG)

10月17日、少数民族クルド人の軍事組織を主力とする連合部隊シリア民主軍(SDF)は、過激派組織イスラム国(IS)が首都と称してきた北部ラッカ(Raqqa)を制圧、解放したと発表しました。

シリア民主軍は、シリア騒乱(内戦)下の2015年10月12日、シリアのクルド人民兵部隊クルド人民防衛隊(Kurdish People’s Protection Units、YPG)を主体として結成しています。
シリア民主軍は政府軍を積極的に攻撃しない上に、米国から優先的に空爆による支援と武器の供給を受けているため、他の反体制派から反感も持たれています。

SDFは米軍が主導する有志連合の軍事支援を受けて、今年6月からラッカ制圧作戦を本格化させていました。ISは住民を「人間の盾」にして抵抗。在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」によると、6月以降、巻き添えで住民1,000以上が死亡しています。また、有志連合による空爆の被害も多いということです。

ラッカは2013年3月、シリアの反体制派が制圧。これをISの前身組織が2014年初頭に制圧し、その後「首都」と称していました。以降、世界からIS信奉者が集まる一大拠点になっていました。

過激派組織イスラム国(IS)は、独自のイスラム教解釈に基づく疑似国家のカリフ(預言者ムハンマドの後継者)制国家の実現を目指しましたが、IS支配地域の大半は制圧され、ISの首都ラッカも陥落して「国家」実現はついえたことになります。