世界初の電動垂直離着陸(VTOL)エアタクシー

The world’s first all-electric VTOL jet / The Lilium Jet

滑走路がいらず、空気抵抗が小さいので騒音も少なく、エネルギー効率も良い垂直離着陸機(VTOL機)が注目されています。

ドイツのスタートアップ Lilium Jetが、世界初となる電動ジェット垂直離着陸機(VTOL機)のテスト飛行に成功しました。

機体の翼に合計36(前12/後24)個の電動ジェットエンジンを搭載して、時速300Kmで航続距離300Kmを飛行できます。このプロトタイプ機は2人乗りですが、オンデマンドの5人乗りエアタクシーも設計しています。

空飛ぶタクシーとして、オンデマンドで自動操縦運行を目指していますが、大都市圏の高速移動に限らず、過疎地の移動手段として最適な移動形式だと思います。世界各国でも垂直離着陸タイプの移動手段を模索しています。

米国では DARPAで VTOL機の開発を推進しています。ドローン方式ですが、ドバイで自動操縦のドローン・タクシーを導入して、この夏にも試験運行が始まります。

日本のJAXA(航空技術)では、4発ティルト・ウィングVTOL機の飛行実験をしていますが、タクシー用途の小型垂直離着陸機(VTOL機)の開発を急いでほしいと思います。

  • The Lilium Jet News(Website) 5人乗りエアタクシーなど、機体デザインの変遷
  • Electric Jet Engines(Lilium Jet) 電動ジェットエンジンなどテクノロジーを説明

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ドバイで自動操縦のドローン・タクシー導入へ

Ehang 184 AAV / EHANG, Inc.

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ市は、実際に乗客を空輸する新しいドローン・システムを、早ければこの7月にもスタートさせるようです。

ドバイの道路運輸局は同市で開催された World Government Summitカンファレンスで「空飛ぶタクシー」の計画を明らかにしました。ドバイ市は一定のルートに沿って乗客を空輸するサービスをスタート、機体は Ehang 184という電気モーター利用のドローン・クアドコプターです。

Ehang 184は、乗客定員1名、最大重量は100kgのドローンで、平均速度は時速60km、1回の充電で約50km飛べます。すべてのドローンは、ドバイ市のコマンドセンターから集中管理され、すでにテスト飛行を開始しているというので、単なる話題作りのプロジェクトではないようです。

Ehang 184 / EHANG, Inc.

UAEは、ドバイ国際博覧会(Expo 2020 Dubai)に向けて、初の商用ハイパーループ輸送システムをドバイ-アブダビ間に建設することを2016年11月8日に発表しています。ドバイの先進的な交通輸送システムも面白そうです(^^)

この自動操縦の「空飛ぶタクシー」ですが、先進的な輸送システムとして大都市圏に相応しいと考えがちです。しかし、そのラストワンマイル機能や無人の自動操縦機能に着目すると、日本の人口減少・少子高齢社会対策でもある連携中枢都市圏構想などに必要な輸送システムのように思います。

無人の輸送システムは、医療や福祉、公共サービス、生活支援を提供する人に優しい社会システムとして、高齢化が進む日本こそ積極的な規制緩和と研究開発を進めるべきだと思います。


ロボットカー(自動運転車)は優しい高齢化社会へ