CES2017の特徴とハイテク製品のキャズム理論

CES2017_Banner / ETC-USC

キャズム(原題: Crossing the Chasm: Marketing and Selling High-Tech Products to Mainstream Customers)は、ジェフリー・ムーア(Geoffrey Moore)のハイテクマーケティングについての著書です。

初版刊行の1991年以来売れ続けているハイテク関連企業のバイブル書です。「キャズム理論」として知られるその普遍的な概念は、ハイテク製品を成功に導くマーケティングの基本として広く知られ、スタンフォードをはじめとする多くのMBAコースで支持されています。
ムーアは、テクノロジーのライフサイクルとその各段階でターゲットとすべき顧客を、標準偏差を用いて明確に定義。新たなテクノロジーは、最初イノベーター(オタク)に受け入れられ、やがて他者に先んじて投資しようとするアーリー・アドプターによって支持され、そして実利主義者であり、成功の鍵を握るアーリーマジョリティーや保守的なレイト・マジョリティーに採用されていくという過程は、きわめて分かり易い説明です。

本書の主眼は、ライフサイクルの各層の間に存在する溝(キャズム)です。ハイテク製品のマーケティングでは、自分たちがライフサイクルのどこに位置するのかを正確に認識し、首尾よく溝を越えていくことが成否を分けるというものです。

・INNOVATORS(イノベーター)
ー新しい技術が好きで、実用性よりも新技術が好きな人。オタク。
・EARLY ADOPTERS(アーリー・アドプター)
ー新しい技術によって、競合相手などを出し抜きたいと思っている人々。
・EARLY MAJORITY(アーリー・マジョリティー)
ー実用主義で役立つなら新しい技術でも取り入れたいと思っている人など。
・LATE MAJORITY(レート・マジョリティー)
ー新しい技術は苦手だがみんなが使っているなら自分も使わなければと思う人たち。
・LAGGARDS(ラガード)
ー新しい技術を嫌い、最後まで取り入れない人々。

CES2017に出展していた株式会社Cerevo代表の和蓮和尚氏のブログでは、「家電から車まで、何もかもがAmazon Alexaに蹂躙された」「スタートアップシーンのほぼすべてはフランスに持っていかれた」この2点に尽きるCESだった。として興味深い記事を書かれています(^^)

Chasm(キャズム)/ From Crossing the Chasm, by Geoffrey Moore
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Falcon 9のイリジウム・ミッション中継(SpaceX)

1月14日、米宇宙開発企業 SpaceXは、カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地で無人ロケット・ファルコン9(Falcon 9)を打ち上げ、衛星の軌道投入と第1段機体の着陸に成功しました。2016年9月に同ロケットが発射台で試験中に爆発した後としては初の成功となりました。

米通信企業イリジウム(Iridium)の通信衛星10基を搭載したファルコン9は、発射後まもなくロケットの第1段機体と第2段機体は計画通りに分離し、第2段は上昇を続け通信衛星を軌道に投入し、第1段は地上に降下しました。(写真は第1段に付けたカメラ映像)

Iridium-1 Hosted Webcast / SpaceX
SpaceX管制センターでは、太平洋で「X」と印が付けられた台船に第1段が直立状態で着陸に成功する様子が生中継で映し出されると大きな歓声が起こっています。

生中継動画では、00:28:30からカウントダウンが始まり、打ち上げから8分30秒で第1段が垂直着陸(00:37:20)します。第1段のカメラからの映像と高度/スピード表示は興味深いです。第1段側にもテレメトリー(Telemetry)表示があれば、なお良かったですね(^^)

1月15日、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、機体の製造や一部機器の開発も含めた打ち上げ費用を約5億円に抑えた、世界最小級ロケット「SS―520」4号機を打ち上げています。
<12:00 追記>「SS―520」4号機の打ち上げは失敗! 第2段の点火を中止(マイナビニュース)

SpaceX「ファルコン9」爆発、Facebookの人工衛星破壊