少数言語の単語帳「なくなりそうな世界のことば」

なくなりそうな世界のことば / 吉岡 乾 (著), 西 淑 (イラスト)

「小さな」言葉の窓からは、広い世界が見渡せる。世にも珍しい、少数言語の単語帳です。

内容紹介には「世界で話されていることばは、およそ7,000もある。しかしいま世界では、科学技術の発展とともに、数少ない人が限られた地域で用いている「小さな」ことばが次々に消えていってしまっている。」
「本書は、世界の50の少数言語の中から、各言語の研究者たちが思い思いの視点で選んだ「そのことばらしい」単語に文と絵を添えて紹介した、世にも珍しい少数言語の単語帳。耳慣れないことばの数々から、「小さな」言葉を話す人々の暮らしに思いを馳せてみてください。」とあります。

アヤクチョ・ケチュア語(900,000人)、サーミ語(35,000人)、アイヌ語(5人)、そして8年前に最後の母語話者が死去し絶滅した大アンダマン混成語(0人)まで、50の言語を取り上げています。
見開き2ページの左がイラストと単語、右側に言語の説明があるという形式で統一されています。知らない世界と文化がまだまだあるというのを感じるのにはいい一冊のように思います(^^)

「ことば」と「ことばの学び」について語っている Satoshi Nagabaさんのブログ(Fragments)に、話者数の多いものから少ないものへと並べた一覧を掲載しています。書店で一瞥しただけですぐにレジに持っていったそうです(^^)

skábma(スカーマ):サーミ語
IYOMANTE(イヨマンテ):アイヌ語

素敵な Mina Sakai(酒井美直)さん(AINU: Indigenous Peoples in Japan)

Mina Sakai / AINU: Indigenous Peoples in Japan

笑顔が素敵な Mina Sakai(酒井美直)さんは1983年帯広市生まれ。「美直」の読み方「ミナ」、アイヌ語で「笑う」です。

父親は、幕別町チロットコタンのアイヌ人。4歳のときからダンスを学び10歳頃よりアイヌの伝統舞踊を習っています。帯広北高等学校の1年生の時、カナダを訪れ先住民の人たちとの文化交流に参加しています。

Minaさんは、ゲーム音楽作曲家としても著名な浜渦正志さんと音楽ユニット IMERUAT(イメルア)を2011年に結成しています。イメルアとは十勝地方のアイヌ語で「稲光が光る」という意味があります。

現代音楽、テクノ、ポップ、民族音楽、エレクトロニカ、ピアノ連弾、ダンスのための楽曲など、ジャンルは多岐に渡り、映像制作やコンテンポラリーダンスなども主要なコンテンツとしています。ユニットとしてのジャンル分けは困難とされ、その音楽は日本語だけでなく、英語や Minaさんのルーツであるアイヌの伝統歌や楽器を用いた楽曲も存在します。

  • IMERUAT(Official Website) 10/15(帯広)から「JAPAN TOUR 2017」を開始します。
  • Mina Sakai(Official Website)

この YouTubeは、国連の「UN in Action」が配信(7/24)した動画(英語字幕)です。Minaさんが「新しい日本の多様性みたいものを感じてもらえたらいいな」と語っています。