アートとテックが融合したMV AUTOMATICAと CYMATICS(Nigel Stanford)

ニュージーランドのウェリントン出身で、現在はニューヨークを拠点に活動しているアンビエント/トランス系のミュージシャン、ナイジェル・スタンフォード(Nigel Stanford)さんの面白いMV(ミュージックビデオ)があります。この「AUTOMATICA」は、ロボットアームの生きているような動きと、エスカレートする演奏が破壊的で未来を暗示してるような・・・(^^)

スタンフォードさんの2014年発表作品「CYMATICS」では、クラドニプレート(Chladni Plate)や、テスラコイル(Tesla Coil)、水、火などを使用して、音楽を可視化したアート的で面白いミュージックビデオは、YouTubeだけで約1,400万回再生されています。

楽しい音楽のルーツとアフリカ単一起源説

母系(ミトコンドリアDNAのハプログループの分布)から推定した人類伝播のルートおよび年代 / Wikipedia

アフリカ単一起源説とは、地球上のヒトの祖先はアフリカで誕生し、その後世界中に伝播していったとする、自然人類学の学説です。

分子系統解析の進展(いわゆるミトコンドリア・イブやY染色体アダムなど)によって、人類は14 – 20万年前に共通の祖先を持つことが分かったのですが、ここでは「ロシア民謡をめぐって」作曲家 吉松隆さんのブログ記事が楽しかったので紹介します。

吉松隆さんは「クラシック音楽の本家であるヨーロッパ(欧米)の人々は、アフリカの記憶を遺伝子情報の中に持っている。だからアフリカ起源のロックのようなビート音楽に血が騒ぐ。(それは、日本人も同じだ)でも、彼らは「それより東」の旅をしていない。だから、当然、中近東やアジアの記憶はないし、それらの音楽に郷愁は感じない」と言います。
そして「我々日本人は前人未踏の大いなる旅の果て(極東)に住み着いている。だから、先祖が経由してきたすべての文化圏の音楽に(深い浅いの違いはあっても)郷愁を感じる」と述べています。

アフリカ単一起源説によれば、日本人には北米や南米の遺伝子情報はないことになります。自身に照らしてみても、音楽についてクラシック音楽やロシア民謡に郷愁を感じたり、アフリカのビート音楽が心地良いと感じるのは納得できます(笑) YouTubeは、美少女が歌うロシア民謡を代表する一曲「カチュウシャ(日本語字幕付)」です(^^)