ラクダは砂漠にとてもよく適応しているので、他の場所で暮らす姿など想像できません。でも、ラクダに対する見方が完全に間違っていたとしたらどうでしょう?
あの大きなこぶも、足や目も、別の時代の違う気候に適するように進化していたとしたら?
ラジオ番組「Radiolab」のラティフ・ナサー(Latif Nasser)さんが語るのは、とても小さな奇妙な化石によって、彼のラクダに対する見方と世界観が一変するまでの驚くべき物語です(^^)
古生物学者のナタリア・リプチンスキー(Natalia Rybczynski)さんが、声で出演する面白いTED Talkです。
2006年の夏のある日、ナタリア・リプチンスキーさんは、ファイルズリーフベッド(Fyles Leaf Bed)という発掘現場にいました。磁北極まで緯度10度もありません。
古い赤褐色をした手のひら大の木片らしきものが地面に落ちていたんです。ルーペを取り出して、もう少しよく見てみると年輪がないんです。
それは見れば見るほど — 骨でした。
彼女はそれから4年以上、何度もこの地点を訪れ、最終的に30個の同じ骨の破片を集めました・・・。
割れて 粉々になっていたので、砂とパテを使おうとしましたがうまくいきません。
だから、結局「3Dスキャナー」を使いました (笑)
ナタリアさんが高緯度の北極圏で発掘した350万年前の骨の持ち主は、なんとラクダでした(笑)
最後には本物のラクダが登壇して、ラクダの謎に迫る楽しい講演です(笑)
- TED Speaker/TED Attendee: Latif Nasser(Radio researcher)
- Subtitles and Transcript(日本語字幕を読む)