国際スパイ博物館(International Spy Museum)は、米ワシントンD.C.にあるスパイ活動分野を専門に扱う私営の博物館です。世界最大規模のスパイ関係の所蔵品を有することで知られています。
東西冷戦の終結後に博物館の計画が練られ、2002年にかつて米国共産党の支部が置かれていた建物の中に開設されています。
常設展示では古代ギリシャから始まり、ローマ帝国、イギリス帝国、アメリカ独立戦争、南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、東西冷戦、現代に至るスパイの実態を正確に理解することができるそうです。
実際のスパイ活動で用いられている技術を紹介しており、スパイの採用や訓練、スパイたちが使用する小道具について説明がされ、秘密に包まれたスパイの世界を明らかにしています。違う角度から歴史を学ぶことができそうです(^^)
靴のかかとに埋め込まれた発信機、口紅に見せかけた小銃(写真:死の接吻)、盗撮用カメラが仕込まれた万年筆など、200点あまりが展示されています。
スパイ博物館では、映画「007」が50周年になったことを記念して、映画に登場した個性的な「悪役」や小道具の特別展示を開催しています。
人気スパイ映画「007シリーズ」は、ジェームズ・ボンドのキャラクターと魅力的な美女と、数々の面白い小道具、そして邪悪な悪役達がいて成立しています。
YouTubeは身長2m18cm、体重143kgという世界一の巨漢俳優だったリチャード・キール(Richard Kiel)さん、昨年9月10日に74歳で亡くなりました。忘れられない強烈なキャラクターでした(下記のYouTube参照)
ドイツ統一から25周年を迎える2015年、ベルリンにドイツ初となる「スパイ博物館」が、9月19日に開館します。
同館では歴史の陰の部分であるスパイ活動について焦点を当て、ファラオの時代から現代まで幅広く展示。特に、冷戦時代のベルリンに重きが置かれ教育的な内容になるようです。楽しみですね(^^)
- Deutsches Spionagemuseum | German Spy Museum(EN: Website)
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ドイツのオーバーハウゼン市にも、スパイ博物館「TOP SECRET(トップシークレット)」があり、過去と現在のスパイ活動を垣間見せる武器、暗号機や盗聴器、KGBが採用した小道具などが数多く展示されています。
ここは、スパイのテーマ館みたいに娯楽的な要素が強いようですが、イベントやプロジェクトの開催、レーザービームの通路やスパイ体験コーナーもあります。
スパイ博物館には、人間の想像力を駆使した数多くのアイデアが詰まっています。楽しくて面白い教育施設として学習効果は高そうですよ(^^)
- International Spy Museum(Website) 米国の国際スパイ博物館
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