デジタルコンテンツ配信のライムライト・ネットワークス(Limelight Networks Inc.)が、1200人以上の消費者を対象に実施した最新の調査報告書では、オンライン動画の視聴習慣が急速に変化していることが明らかになりました。
多数のオーバーザトップ(OTT)機器が市場に次々と登場し、消費者がオンライン動画をテレビで視聴する人が増えており、また選択肢がかつてないほど提供されています。
大半はOTTコンテンツの視聴に依然としてスマートTVを利用していますが、多機能なOTT機器では Xboxが 28%を占め明らかにリードしています。それに Sonyの PS4(23%)と Apple TV(16%)が続きます。
新しい Amazon Fire TVは市場シェアの 8%を獲得、Rokuの 11%に小差で続いています。
ミレニアル世代がオンライン動画の視聴習慣の変化をけん引しており、2つ以上のOTTサービスに加入している人は高年齢層では18%でしたが、ミレニアル世代では31%に上っています。
- 今回の調査によると、オンデマンド動画を視聴する消費者は83%を上回り、2015年4月より4%増加しています。
- 一週間にオンデマンド動画を4時間以上観る消費者の割合は、2015年4月の30%から12月は36%以上へと増加しました。
- ミレニアル世代では、一週間に10時間以上の動画を観る人の割合が最も増えています(15%から約20%)
マーケティング担当シニアディレクターのジェイソン・ティーボー氏は「オンライン動画の世界は、全く予想がつきません。調査を実施した4月と12月のわずか数カ月間でさえ、人々のコンテンツ消費方法が大きく変化しています」と述べています。コンテンツの送り手の論理ではなく、消費者(受け手)に優しい視聴環境とインターフェース、サービスが最優先だと思います。
調査報告書は、米国、英国、カナダ、オーストラリアで無作為に選んだ、18~69歳の消費者1271人から収集したデータによります。
- The State of Online Video(Pdf / Limelight Networks Inc.)12/2015 調査報告書全文
- ライムライトの最新調査「オンライン動画の現状」が、自分の選んだ方法でオンライン動画コンテンツを視聴している消費者の増加を明らかに(Business Wire)