7月20日、スウェーデンの環境活動家であるグレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)さんは、カルースト・グルベンキアン財団から贈られた初のグルベンキアン人道賞の賞金100万ユーロ(約1億2,200万円)を、気候変動と生態系危機に取組む環境保護団体などに寄付すると表明しました。グレタさんはインスタの動画で「賞金は想像以上の大金」とした上で、世界中でさらなる慈善事業に貢献したいとしています。
- Greta Thunberg is the winner of the first Gulbenkian Prize for Humanity(20 July 2020 Gulbenkian Prize)
- グレタさん、100万ドル超を寄付 環境保護団体などに(7/20 ロイター)
カルースト・グルベンキアン財団として最初のグルベンキアン人道賞は、46カ国136名の候補者(79の組織と57名の個人)の中から環境活動家グレタ・トゥーンベリ(17歳)に授与すると発表しました。財団は、ポルトガルのリスボンにある、芸術、科学、教育などの助成を目的として、アルメニア人の実業家カルースト・グルベンキアン氏の遺産を元に設立されています。
賞金の100万ユーロについて、グレタさんは「持続可能な世界のために闘い、自然を守り、特にグローバルサウス(Global South)に住み、すでに最悪の影響に直面している人々をサポートしている組織、プロジェクトを支援したい」としています。ブラジルのアマゾン川地域で、新型コロナウイルス感染阻止の活動支援も始めたいとしています。