写真は、コロンビアの首都ボゴタの黄金博物館(Gold Museum, Bogotá)が所蔵している装飾品です。
大航海時代にスペインのコンキスタドール達が、この土地の首長が全身に金粉を塗り儀式を行う風習をもっていたとの噂を聞き、話に尾ひれがついてアマゾンの奥地に黄金郷があるという伝説となったそうです。
一時は麻薬密売や、殺人などの犯罪がまん延する世界都市として知られていたボゴダですが、近年は米フェイスブックのほか、グーグルやマイクロソフトなどが相次いで進出しています。
コロンビア政府によると、2007~12年に同国のIT産業は177%成長し、68億ドル(約8300億円)規模となったそうです。
国際通貨基金(IMF)によると、今年、コロンビア経済は10年前の3倍の規模にまで成長すると予想、これからも順調な成長が予想されています。
他の南米諸国も同様に成長を続けていますが、コロンビアの場合は、犯罪の温床という悪評から脱却したという点で目覚ましい躍進です。殺人事件の発生率はまだ高いのですが、この10年では最低の水準となるまで改善しています。
- 犯罪都市から南米のシリコンバレーへ 急成長のコロンビア(CNN)
- ワールド・データ・アトラス(コロンビア)
- コロンビア ボゴタ関連(Googleニュース検索)