2014年後半から2015年初めにかけて、ソーシャルメディアを通じて公開されたダーイシュ( IS )のジハード・ジョン(Jihadi John)による人質の処刑ビデオは、欧米諸国や日本に大きな衝撃を与えるものとなりました。
今週に入ってから、これらの処刑ビデオ現場を俯瞰で撮影したリーク映像が、ネット上に流出して注目を集めています。
このリーク映像は、スタジオ内のセットでジハード・ジョンと人質が、処刑ビデオのリハーサルを行う模様が納められたものです。
ジハード・ジョン(あだ名)は、ワシントン・ポストなどによって、モハメド・エムワジ、20代のクウェート出身の英国人であると身元特定の報道がなされています。
本名モハメド・エムワジ(Mohammed Emwazi、1988年8月17日 – )、クウェート生まれ、英国ロンドンのウエストミンスター大学卒業とされています。
映像は3分半の長さのもので、最初にジハード・ジョンが首を左右に振って、準備体操をした後に本番に入り、セリフを読み上げた後で、ナイフを使って人質役の首を切る仕草をして撮影が終了。その後は、ジハード・ジョンが人質役の頭をポンポンと叩いて、演技を褒めるかのような仕草を行うというところで終了します。
当初からダーイシュ( IS )公開ビデオは、CG合成やVFX処理の疑惑が言われていますが、今回は、ロシアのハッカーがリークしたとの説があるビデオの真偽については全く不明です。
YouTubeなどでよくあるような、一般人が撮影したビデオにしては仕掛けが大がかり過ぎることもあって、さまざまな憶測を呼んでいます。
- ISISの処刑ビデオはスタジオ撮影? リーク映像がネットに流出(Businessnewsline)