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Kamala Harris at DNC

ハリス氏「我々は後戻りしない」「新たな前進」を鮮明に!

2024年民主党全国大会で、カマラ・ハリス氏は「国民の代表として党派、人種、性別、そして祖母が話す言語に関係なく、全ての米国人の代表として、私の母の代表として、そしてこれまで予想していなかった冒険へ一歩を踏み出したことがある全ての人の代表として。私が一緒に育った人々のような米国人、懸命に働き、夢を追いかけ、互いに気を配り合う人々の代表として、この地球上で最も偉大な国でしか描けない物語を持つ全ての人の代表として、私はアメリカ合衆国大統領候補への指名を受諾する」と述べました。

Kamala Harris at DNC
Much of the Democratic convention pitched Kamala Harris as a fresh start.Credit…Kent Nishimura for The New York Times / nytimes.com

米大統領選の投票日が2か月余り後に迫る中、ハリス氏としては、およそ40分間の演説を通じて、トランプ氏との違いを鮮明にして幅広い有権者に訴えています。米国の主要メディアはハリス氏の演説は、トランプ氏を強く意識した内容だったという受け止めでおおむね一致しています。

ニューヨーク・タイムズは「ハリス氏とアドバイザーたちはトランプ氏の脅威をさらに明確にする必要があるとわかっていた」として、トランプ氏を民主主義や世界の安定、女性の権利に対する脅威と位置づけたと分析しています。

ワシントン・ポストも、演説の狙いについて「ハリス氏は自らを中産階級の象徴で、摩擦を生むようなトランプ氏の政治手法から米国を脱却させる存在だと位置づけた」と論じています。

ハリス氏は中間層の強化を、自身の大統領職を「特徴付ける目標」にすると述べました。 また、食料品価格の高騰や住宅不足など、有権者を悩ませている問題についても言及しました。トランプ氏は中間層世帯の年間支出を約4,000ドル(約58万2,000円)増やすような税制を策定するだろうとハリス氏は述べています。その上で、「われわれなら1億人余りの米国人に恩恵をもたらすような中間層向け減税法案を可決する」としました。

また、ハリス氏は「トランプ氏は私たちから人工妊娠中絶の権利を奪うために連邦最高裁判所の判事を選び、今やそれを自慢している。私たちは女性を信頼している。議会が権利を復活させる法案を可決したら、私は大統領として誇りを持って署名する」と述べました。

「ともに戦おう。投票に行こう。これまでで最もすばらしい物語の次の偉大な章を記そう」と述べて演説を締めくくりました。

※この配信には同時通訳の音声が付いています。
【同時通訳】 松浦世起子、日比美和子

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