米NVIDIAは、3月24日~27日まで、GPU(Graphics Processing Unit )に関するイベント「GTC(GPU Technology Conference)2014」を米国サンノゼで開催しました。その場で Tegra K1搭載の開発キット「JETSON TK1」の予約販売を開始することを発表しました。
CPUは、32bitのクアッドコア(4コア)、GPUとしてスーパーコンピュータ「タイタン」と同様の Kepler(ケプラー)アーキテクチャの CUDAコアを192個搭載するモバイル向けSoC(System on Chip)を搭載しています。
Jetson TK1は326GFLOPS(ギガフロップス)の演算能力を備えており、1秒間に3260億回の浮動小数点演算が可能。組み込みシステムを採用したJetson TK1は、家庭用・産業用・医療用機器のほかロボットや自動走行車、人間と同レベルで空間や物体を認識可能なコンピュータに応用される見込みということです。
演算指標を単純比較すれば、1996年11月に世界のスーパーコンピュータのTop500リストの第一位に登録された 368.2ギガFLOPSの世界最高記録を達成した筑波大学のCP-PACS(日立製作所)と同等です(^^)
2014年、いまやコンピュータは専門家の難しい領域ではなく、誰でも約2万円でスパコン並みの演算能力を活かしたソフトウェアを開発することができる時代です(^^)科学技術創造立国を目指す日本、コンピュータ・サイエンスやソフトウェア教育を面白く楽しく見直すべきだと思います(^^)
- TOP 10 Sites for November 1996(top500.org)日本がトップ3を独占/高度成長期
- Audiの自動運転システムを操る新頭脳(Wired.jp)
- 【GTC2014】NVIDIA、Tegra K1搭載の開発キット「JETSON TK1」の予約販売開始(Car Watch)
- 米国で広がる、子どものためのプログラミング教育(松岡由希子/現代ビジネス)
- イギリスは義務教育(5-16歳)公式カリキュラムにプログラミング教育を導入–9月施行にさきがけYear Of Codeキャンペーンを助成(2/5 TechCrunch Japan)