4月13日、米シアトルにあるストラトローンチ・システムズ(Stratolaunch Systems)は、世界最大の複合航空機である Stratolaunchの初飛行に成功しました。デュアル胴体のデザインと世界最大で117mを超える翼幅の飛行機は、モハーベ空港から離陸し 時速189マイル(約304km/h)の最高速度を達成し、最高17,000フィートまでの高度でモハーベ砂漠の上空を2時間30分にわたって飛行しました。
2011年にMicrosoftの共同創設者ポール・アレン(Paul Allen)氏によって設立されたストラトローンチは、宇宙へのアクセスを航空会社のように、便利で手頃な価格で日常運航を可能にするための飛行発射台を目指しています。強化されたセンターウィングには、重量が最大50万ポンド(約230,000kg)までの複数ロケットをサポートすることができます。
この巨大な飛行発射台は、国防総省、民間企業、さらにはNASA自身にも、より経済的な宇宙への進出方法を提供することを目的としています。同社のビジネスモデルでは、衛星を「航空会社のフライトを予約するのと同じくらい簡単」に宇宙に導入することが求められています。地球低軌道の衛星は、地上の遠隔地通信とブロードバンドインターネット接続などが提供でき、市場は2024年までに70億ドルに達すると予想されています。(Global Market Insights)
- Stratolaunch Systems(Website)
- Stratolaunch(Twitter)
- Scaled Composites Stratolaunch(Wikipedia)
- List of large aircraft(Wikipedia)