南米大陸初となったリオデジャネイロ・オリンピックは、ブラジル文化の特徴と言える先住民や、ヨーロッパ、アフリカ、アジアからの移民などが持ち込んだ様々な文化が織り成す「モザイク」を余すことなく見せてくれました。
聖火台が象徴する多様性、音楽においても「サウダージ(Saudade)」ほか独特のロマンティックな世界観をもち、白人、黒人、黄色人と様々な民族文化が混在する文化的背景を基に、世界に稀な多元的な音世界を構築しています。
閉会式でも、多様性を表現する映像と音楽は、圧倒的に陽気で楽しいモザイク演出がされていました。リオのパエス市長、IOCバッハ会長、小池百合子都知事が登壇して、フラッグハンドオーバーセレモニーが行われ、日本そして東京を紹介するパフォーマンスを披露、安倍首相がマリオで登場するなど、会場は大きな歓声と拍手に包まれました。
- Rio2016/Tokyo2020(Website) Paralympics(9/7 to 9/18)
- Rioオリンピック(NHK) 閉会式、見逃し、ハイライト動画など
リオデジャネイロ市長・エドゥアルド・パエス(Eduardo Paes)氏の興味深い TED Talkです。650万人が住む無秩序で、複雑そして美しいこの都市をどのように導いてきたのか。リオそして未来の全ての都市を導く4つのポイントを示しています。大量交通手段やスラム街の対策、未来都市のテクノロジー活用など、発展途上国のみならず参考になります。
- Subtitles and Transcript(日本語字幕を読む)
- TED Speaker: Eduardo Paes(Mayor of Rio de Janeiro)
リオ五輪が幕を閉じるとともに、ブラジル国民に厳しい現実が舞い戻ってきました。ルセフ大統領の弾劾裁判から深刻な景気後退に至るまで、問題は山積しています。
- アングル:五輪閉幕、ブラジルに立ちはだかる厳しい現実(8/23 ロイター)